在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

見切り千両。損切り万両~戦力逐次投入~1942年ガダルカナルも2021年 #東京五輪 #森喜朗 も「日本と外国の関係」。

欧州議員、森氏は「お黙りなさい」 発言の謝罪、海外メディアも注視:時事ドットコム

2021年02月05日
 東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が「女性蔑視」と批判されている発言で4日に謝罪したことを、海外メディアは軒並み至急報などで報じた。フランスの欧州問題担当相を務めた欧州連合(EU)のナタリー・ロワゾー欧州議会議員はツイッターで、女性が多いと理事会が長引くと語った森氏に対し、「あなたには(仏語で)2語で十分。お黙りなさい」と反撃した。
 ロイター通信は、森氏が4日の取材で「不適切だった」などと釈明した様子を詳報。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は「人の感情を害するような発言が多い元首相」が、「性差別発言で謝罪したが、辞任は否定した」と伝えた。
 AFP通信は森氏の謝罪を報じる中で、世界経済フォーラム(WEF)の2020年の男女平等指数で、日本が153カ国中121位であることを紹介した。
 英BBC放送(電子版)は、森氏が「ソーシャルメディアで怒りを買っていた」と指摘。ツイッターで「#森喜朗氏の退任を求めます」とハッシュタグ(検索用の目印)を付けた投稿が相次いだ現象も取り上げた。
 韓国の聯合ニュースも森氏の発言と共に、謝罪したことを報じた。「辞任を要求する声が国内外で出ている」として、新型コロナウイルス禍で正常な開催が危ぶまれている東京五輪パラリンピックへの「悪材料が増えた」と伝えた。 

 

欧州大使館「沈黙しないで」 森会長発言受け、相次ぎツイート:時事ドットコム

2021年02月06日
 東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長による女性蔑視と受け取れる発言を受け、在京の欧州連合(EU)代表部や加盟国大使館ツイッターに「沈黙しないで」などと男女平等を訴える投稿を行い、賛同の輪が広がっている。投稿は森氏の発言に直接言及していないが、職員らが「挙手する」画像が添えられており、森氏の「誰かが手を挙げるとみんな発言したがる」との言葉を皮肉ったらしい。
 イナ・レーペル大使が代表のドイツ大使館が最初に始めたとみられ、投稿には「#DontBeSilent(沈黙しないで)」「#男女平等」などとハッシュタグ(検索用の目印)が付されている。同大使館の投稿には6日夕までに4万件を超える「いいね」が付いた。賛同する動きはフィンランドスウェーデンアイルランドポルトガル、スペイン各大使館などに広がった。
 女性が多いと会議が長引くという森氏の発言には、海外からも批判のツイートが相次ぎ、女子アイスホッケーの元カナダ代表で国際オリンピック委員会(IOC)のヘイリー・ウィッケンハイザー委員は「朝食会場で絶対にこの男を追い詰める。東京で会いましょう」とコメント。フランス選出のナタリー・ロワゾーEU欧州議会議員は「あなたには(仏語で)2語で十分。お黙りなさい」とたしなめた。 

 

私は金儲けの才能【も】からっきし無いからやらないが、株の世界には「見切り千両。損切り万両」という格言があるらしい。元は江戸時代の大阪米相場だろう。

株は買う時より売る時が難しい。

儲かってる時は「まだ上がる。もう少し」と思い、儲けを失い、

損してる時は「上がるまで待とう。もう少し」と思い、傷口を広げる。

私も典型的にこのタイプだと思う。手を出さない方が良さそうだ。

 

1942年、帝国陸海軍はガダルカナルに戦力を投入した。

戦況が不利になった。戦力を追加した。さらに戦況が悪化した。また戦力を追加した。最後は、大量の餓死者・病死者の山を残し、戦略拠点を失い、太平洋戦争はターニングポイントを曲がり切った。

そこから勝ち目のない戦争をさらに3年も止められず、大東亜の覇権どころか、天皇制消滅の瀬戸際まで追い詰められる。

 

戦力の逐次投入は下策中の下策。

そんなことは孫子やクラウゼビッツの時代からイロハのイだった。それでも戦争のプロフェッショナル達がやらかした。

 

株でも戦争でも、「見切り千両。損切り万両」で生き残り、「戦力逐次投入」は墓場直行。

「わかっちゃいるけど、やめられない」、植木等は偉大だ。

 

株の世界で、決定権はあなたにある。買うも売るもあなたが決める。しかし、勝敗はあなたが決めるわけではない。相場=他人が決める。

ガダルカナルで、決定権は日本にあった。攻めるも引くも日本が決める。しかし、勝敗は日本が決めるわけではない。アメリカ=他人が決める。

森さんの進退で、決定権は日本にある。辞任も留任も日本が決める。しかし、勝敗は日本が決めるわけではない。外国(特に欧米)=他人が決める。

 

日本国内の理屈で「まあいいじゃないか。大したことはない。ガマンすれば、反対も収まる。森さんで押して行こう」と日本が決めても、アメリカやヨーロッパは日本国内の理屈では動かない。

今現在、日本は「なんとかなる。相場は反転する」と思ってるが。相場は下がり続けている。外国は投げ売り状態。暴落に近い。

 

たとえば、中国共産党は香港やウイグルで鬼畜外道を行っている。欧米からの評価はガタ落ちだ。それでも中国共産党は強気で攻めまくる。

日本も「日本が決めることだ。外国なんて知ったことか。イヤなら日本に来るな」と中国共産党並みに強気で攻めていけるのか?

 

たとえば、日本は鯨を食う。

全部が全部ではないが、動物愛護が多い欧米からは評判が悪い。

男女平等だって、動物愛護だって、欧米のイデオロギーだ。

その意見が正しいか?間違いか?ではなく、その意見が強いか?弱いか?である。

 

外国の理屈(イデオロギー)が日本の立場(イデオロギー)とぶつかった時、日本が正しいか?間違いか?ではなく、日本は勝てるか?勝てないか?どこまでは死守するか?どこまでは損切りするか?を考えないといけない。

大東亜戦争も同じ話だった。日本が正しいか?間違いか?ではなく、日本は勝てるか?勝てないか?どこまでは死守するか?どこまでは損切りするか?を考えるべきだった。考えないで、損切りしないで、全てを失ったのである。

 

日本は鯨を食う。国内で日本人だけで食う分には、動物愛護団体以外の外国人は「しょうがねえな」と見て見ぬ振りをしてくれる。アメリカの銃問題のように、自分たちの国だって、他国には通用しないが守りたい分野はあるからだ。

しかし日本主催G7サミットの晩餐会で「バイデンさん、ジョンソンさん、メルケルさん、マクロンさん、トルドーさん、日本の文化です。食べてください」とクジラ肉を出したら、NYTもWPもCNNもBBCもAFPも見て見ぬ振りはできない。

 

森さんが国内競技の会長なら、たとえば大相撲のように高校野球のように、「女人禁制」を強行しても、今のところは何とかはなるだろう(今後は徐々に厳しくなると思うが)。

しかしオリンピックは、大相撲でも高校野球でも無いのである。

 

森氏、会見の舞台裏明かす「辞任する腹決めたが説得で思いとどまった」 - 毎日新聞

2021年2月6日
 女性を蔑視した3日の発言を巡る釈明記者会見で辞任を否定した東京オリンピックパラリンピック組織委員会森喜朗会長は5日、毎日新聞の取材に応じ、「元々、会長職に未練はなく、いったんは辞任する腹を決めたが、武藤敏郎事務総長らの強い説得で思いとどまった」と、会見に至った経緯や舞台裏を明かした。毎日新聞が4日午前に「辞任の可能性に言及」とウェブで速報したことを受け、組織委幹部らが突然のトップ不在による大会運営の混乱を回避するため、慌ただしく動いたようだ。

 

森さんが悪いのではない。

森さんが判断を間違ったから森さんが悪い、というのは、犬が路上で大小便をしたから犬が悪い、というのと同じで、犬が可哀想だ。躾けるべき飼い主の責任なのである。

森さんが辞めると決めた時に、「辞めないでください」と留意説得にした人間に100%全ての責任がある。

 

森さんが辞めようと思った時にそのまま降ろしていれば、ここまで大騒動にはなってない。世界もすぐに忘れたし、菅政権も大きな傷を負わなかった。「見切り千両損切り万両」の見本みたいな練習問題だ。

 

何で、どういう根拠で、「大丈夫」と判断したのか?サッパリ判らないが、「森さんのまんまでも世界は納得させられる」と判断した人間が、世界を説得すべきである。

 

日本の失敗は、トップが悪い、よりも、側近の判断ミス、の方が多い気がする。大東亜戦争も、首脳の間違いではなく、帝国陸軍中堅クラスの現場大暴走だった。

トップがガダルカナルから引こうと思ったのに、「いや、引いたら負けです。押して押して押しまくりましょう」と言い出したヤツが腹を斬れ。

 

#森喜朗 さんご勇退。汚名挽回!名誉返上!女性大抜擢! #杉田水脈 #東京オリンピック 組織委員長。 - 在日琉球人の王政復古日記