在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#医療非常事態宣言 #緊急事態宣言 #まん延防止等重点措置 ~まん防 まん重~GSOMIA 終了 延期 失効 効力 停止 破棄 中止

<韓国大統領府のGSOMIA終了延期発表文> | 聯合ニュース

2019.11.22
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長は22日午後、記者会見を開き、23日午前0時に失効期限が迫っていた日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、協定終了通告の効力を停止すると発表した。以下は発表文の全文。
 韓日両国政府は、昨今の両国間の懸案解決に向け、それぞれ自国が取る措置を同時に発表することにしました。
 わが政府はいつでも韓日軍事情報包括保護協定効力終了させられるという前提の下、2019年8月23日の終了通告の効力停止させることにし、日本政府はこれに対する理解を示しました。
 韓日間の輸出管理政策対話が正常に進められる間、日本側の3品目の輸出規制に対する世界貿易機関WTO)提訴手続きを停止させることにしました。以上です。

 

結局、

GSOMIAを「終了」するとはどういう意味か?

GSOMIAを「延期」するとはどういう意味か?

GSOMIAを「失効」するとはどういう意味か?

GSOMIAを「停止」するとはどういう意味か?

GSOMIAを「破棄」するとはどういう意味か?

GSOMIAを「中止」するとはどういう意味か?

それぞれ、お互い、意味が違うのか? 同じなのか?

同じなのである。 

 

「終了を停止する」・・・要は「継続する」だ。

しかし「継続する」では、韓国政府が日本政府に負けたことになる。

で、ワケのわからない、ややこしいだけの言い方をして、韓国政府のメンツを保つ。 これが政治である。

 

韓国だけではない。

大東亜戦争の日本は、

支那「事変」の規模は日清「戦争」や日露「戦争」を超えていったが、あくまでも「事変」だった。

ガダルカナルを「撤退」せずに「転進」した。大量の餓死者を残したまま。

ポツダム宣言を「拒否」せずに「黙殺」した。言い換えを認めないアメリカは原爆を落とした。

終戦」の詔勅も、「敗戦」とは言えなかった。

 

くだけすぎた“まん防” 内輪の略称、閣僚「使わない」宣言次々 | 毎日新聞

2021/4/3
 政府が大阪市など3府県の計6市に初適用を決めた「まん延防止等重点措置」を巡り、政府高官らが国会や記者会見で、略称の「まん防(まんぼう)」を使用しない方針を表明する動きが相次いでいる。
(略)
長い名称、「まんじゅう」案も
 「まん防」はいつから使われ始めたのか。感染対策を担当する新型コロナウイルス感染症対策推進室のある内閣官房厚生労働省など政府内で略称が使われ始めたのは1月ごろ。正式名称が長いため、担当者の間で「内輪」で使う略称を検討した結果、「まん防」となった。検討当初では、「まん重(まんじゅう)」も浮上したという。
(略)

 

儒教は言葉を重視する実念論である。孔子は「まん防」も「まん重」も使うまい。

孔子は、神の子イエスでも、解脱者釈迦でもない。俗人であり、間違いも犯す。ただ間違いを直ちに正す人だった。

 

易経 革 上六
君子豹変。小人革面。征凶、居貞吉。
君子は豹変す。小人は面を革む。征けば凶、貞に居れば吉。

(誤れば)君子は全てを根本的に改める。小人は小手先で表面上改めたふりをする。(誤りのまま)続ければ凶、正せば吉。 

 

論語 学而第一-3
子曰。巧言令色。鮮矣仁。
子曰く、巧言令色、鮮し仁。

キレイなだけの言葉に、真実は宿らない。

 

論語 学而第一-8
(前略)過則勿憚改。
(前略)過ちては則ち改むるに憚ること勿れ。

(前略)間違った時に(意地やメンツで)訂正を躊躇してはならない。

 

論語 衛霊公第十五-29
子曰。過而不改。是謂過矣。
子曰く、過ちて改めざる、是を過ちと謂う。

過ちを知って改めない。それが真の過ちである。

 

論語 子路第十三-3
子路曰。衛君待子而爲政。子將奚先。子曰。必也正名乎。(後略)
子路曰く、衛君、子を待ちて政を為さば、子は将に奚をか先にせんとする。子曰く、必ずや名を正さんか。(後略)

弟子「政治の最優先事項は?」。孔子「まずは言葉を正しくする」(後略)

 

右翼左翼ではなく、思い付きと意地とメンツ~菅首相 #日本学術会議 任命拒否は「忠臣蔵」「韓国軍レーダー照射」である。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

私は普段、孔子を奉ずると言いながら、どうも唯名論的なところがあり、「言い方なんかどうでもいいから、現実問題にちゃんと対応しろ」と言いたくなる。儒教徒失格だ(笑)。

 

大阪知事「数日中に医療非常事態宣言」 重症病床が逼迫 - 産経ニュース

2021.4.5
 大阪府の吉村洋文知事は5日、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い重症患者の病床が逼迫(ひっぱく)し、今週中にも重症病床使用率が自粛要請の基準「大阪モデル」で非常事態(赤信号)を示す70%に達するとの認識を示した。達した場合は対策本部会議を開き、注意喚起のため「医療非常事態宣言」を発令するとした。
 吉村氏は府庁で記者団に「(病床使用率が)ほぼ右肩上がりというか、垂直に近い状態で上がっており、医療非常事態宣言は数日中に出すことになる」と危機感をにじませた。
 新型コロナ対策の「蔓延(まんえん)防止等重点措置」が5日から適用される中、緊急事態宣言の発令を要請するかについて記者団に問われると「感染状況次第だ。(重点措置の対策を)徹底してやることにまずは力を入れていきたい」と述べた。
 大阪モデルは赤信号点灯の基準を「重症病床使用率が70%以上」としている。府内で確保している重症病床(224床)の使用率は3月18日の24・1%を底に上昇。同27日に30%を上回ると30日に40%を超え、今月2日には50%に達した。4日時点の重症者は135人で、病床使用率は60・3%に上っている。

 

「医療非常事態宣言」

「緊急事態宣言」

「まん延防止等重点措置」

何が、どう、違うのか? 

「非常」と「緊急」、どっちが「非常」で、どっちが「緊急」なのか?

 

こういう「言葉遊び」が始まり出すのは、韓国文在寅政権や大東亜戦争と同じく、状況がダメになってきた兆候である。

現実は悪化していくのに、言葉の言い換えでなんとかなると思い出したら、政治も終わりだ。

 

まあ、立憲・枝野さんにも責任がある(笑)。

 

立憲枝野「緊急事態宣言再発令を」VS維新吉村知事「枝野はコロナを政治利用」解除前倒し→第4波→まん防 - 在日琉球人の王政復古日記

 

枝野さんが「大阪は緊急事態宣言の解除が早過ぎた。緊急事態宣言の再発令を」なんて言って、維新・吉村知事をディスったせいで、吉村知事も逆ギレして応戦、意地でも、緊急事態宣言とは言えなくなってしまった。

大阪府民の健康より、維新VS立憲になってしまった。これが政治である。