在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

宇宙戦争(The War of the Worlds)、第一次世界大戦(World War I)、海の霊長類・タコ&イカ。


火星着陸の映像と火星の音公開!パーシビアランス

 

2021年、アメリカと中国が無人機を火星に到達させ、活動を開始した。地球人はまだ到達していない。

1973年、ソ連が史上初めて火星に到達させたが、機能はすぐに停止した。地球人はまだ到達していない。

1898年、火星人が地球に到達し、活動を開始した。

  

NASA火星探査車、着陸に成功 「恐怖の7分間」乗り越え 写真11枚 国際ニュース:AFPBB News

2021年2月19日
【2月19日 AFP】(更新)米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーシビアランス(Perseverance)」は日本時間の19日早朝、火星への着陸に成功した。NASAが発表した。着陸は難易度が高いことから「恐怖の7分間」と呼ばれていた。
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中国の無人火星探査機が着陸成功 米ソに続く3カ国目:朝日新聞デジタル

2021年5月15日
 中国の無人火星探査機「天問1号」の着陸機が15日午前、火星に着陸したと中国国営新華社通信が伝えた。中国の探査機が火星着陸に成功するのは初めてで、世界でもソ連と米国に続く3カ国目。中国は「宇宙強国」を目標として掲げており、宇宙を舞台とした米中の競争が激しくなりそうだ。
(略)

 

1914年、イギリスVSドイツ 第一次世界大戦(World War I)。

1898年、地球人VS火星人 宇宙戦争(The War of the Worlds)。

 


宇宙戦争 The War of the Worlds 1953

 

イギリスのSF小説家H・G・ウェルズの恐るべきは、19世紀の人間が誰も想像もしていない、人間以外の、地球以外からの「何か」との戦争を描いてみせたことだ。

1898年のイギリス人に、火星を見上げる余裕はなかった。

1870年普仏戦争以降、ヨーロッパは休戦状態だったが、大陸の新興国ドイツがバランス重視の宰相ビスマルクから世界帝国を目指す皇帝ヴィルヘルム2世に代わり、世界覇権国家・海洋国家イギリスとの関係が急速に悪化し始める。令和の米中冷戦とソックリだ。

目の前で人間同士の緊張が高まり始めた時期に、人間以外との戦争を描く。これがセンス・オブ・ワンダー、現実と時代を超越した天才の想像力である。

 

1898年のウェルズのSF小説、邦訳は「宇宙戦争」だが、原題は「The War of the Worlds」。

Worldsは複数、つまり「2つの世界(地球と火星)の戦争」である。

1914年の第一次世界大戦も、第二次世界大戦が起こる前まで、単に「世界大戦」と呼ばれた。英語で「World War」。

Worldは単数、つまり「1つの世界(ヨーロッパ)の戦争」である。

ウェルズは世界戦争を予言した。恐るべきシンクロである。

 

宇宙戦争」の火星人は、地球人が見たこともない科学兵器・3本脚の巨大戦闘機械トライポッドで攻めてくる。

現実の第一次世界大戦も、クリミア戦争普仏戦争では見たこともない新兵器、航空機、毒ガス、戦車、潜水艦が登場する。

ウェルズは科学技術を予言した。恐るべきシンクロである。

 

ナチスの悪目立ちと、特に日本では自分たちの戦争だったせいで、第二次世界大戦が圧倒的に有名で、第一次世界大戦は過小評価になるが、世界史的意味から言えば、第二次世界大戦ではなく、第一次世界大戦がターニングポイントだった。 

 

米中冷戦は、どう考えても、中国は住みたいと思える体制ではなく、アメリカの方がよっぽどマシだ。

欧米とイスラム原理主義の対立も、イスラム原理主義よりは欧米がマシだ。

米ソ冷戦も、ソ連よりはアメリカがマシだ。

第二次世界大戦も、ナチスドイツより連合国がマシだ。

第二次世界大戦から現在までの対立は、一方が酷過ぎて、もう一方がマシ、「善と悪との戦い」宗教的な戦いだった。

 

しかし、第一次世界大戦は異なる。

19世紀のイギリスとドイツ、どっちが悪の帝国なのか? どっちも同じ植民地帝国であり、極端な違いはない。

武田信玄上杉謙信、どっちが悪の戦国大名か?、どっちも同じなのだ。

第一次世界大戦は「善と悪との戦い」ではなかった。

 

それなのに、国民国家と科学技術の組み合わせが、相手を完全消滅させるハルマゲドン=総力戦になった。

その無茶苦茶な死体の山を前に、ドイツだけが悪いわけではなかったのに、全ての責任をドイツに押し付け、その報復的な賠償請求がドイツ社会を崩壊させ、反動でナチスドイツを誕生させる。

第一次世界大戦の賠償金が、第二次世界大戦の引き金を引いた。

 

第一次世界大戦は、軍事を変え、政治を変え、経済を変え、社会を変え、文化を変え、人間の考え方を変えた。

無意味なまでの大量戦死者、共産主義国家の誕生、ヨーロッパの没落。

大航海時代から始まった、世界唯一の圧倒的先進地域・ヨーロッパの黄金時代が終わりを告げる。

その後、ヨーロッパは世界の脇役に下がり、アメリカの時代も、大東亜戦争も、米ソ冷戦も、経済大国日本も、人口大国中国・インドも、米中冷戦も、ここから始まる。

 

第一次世界大戦が「ヨーロッパ文明を破壊する戦争」「ヨーロッパ絶対優位の終焉」であり、

ウェルズの宇宙戦争も「人類文明を破壊する戦争」「人類絶対優位の終焉」だった。 

 

高度な科学力を持った火星人は、地球最高の科学力を持ったヨーロッパを圧倒する。自力で世界を征服したヨーロッパ=人間が、自力では火星に勝てない。

人間の築き上げた科学も、個々のヒロイックな努力も、戦争の勝敗に対して全く無力・無駄・無意味に終わる。

これも16年後の第一次世界大戦と不気味にシンクロする。

 

しかし、地球人を圧倒した火星人も、地球の「別の生物」にあっけなく敗北する。地球の大気に漂う細菌かウイルスか、風土病に対して抵抗力が無かったのだ。

 

大量の人間を無意味に殺した第一次世界大戦の終わりと入れ替わるように、グローバル化した世界にスペイン風邪が大流行、パンデミックを引き起こし、第一次世界大戦を超える大量の人間を無意味に殺した。

 

1919年~、第一次世界大戦の死者数、約1600万人。

1920年~、スペイン風邪の死者数、約1700万人~5000万人。

2019年~、コロナウイルス感染症の死者数、約550万人。

 

地球人の科学も戦争も、火星人の科学も戦争も、細菌・ウイルスの破壊力に敗北する。

19世紀のウェルズは、20世紀の第一次世界大戦どころか、同じ20世紀のスペイン風邪をも、いや21世紀のコロナすら、予言していた。

 

19世紀のヨーロッパ人は、ヨーロッパが新大陸を制覇できたのは自分たちの文明の力だと信じていた。

しかし、20世紀の歴史学、疫学の研究で、新大陸のインディオたちは、ヨーロッパの銃=文明でなく、旧大陸の病原体に感染して衰亡したことが判ってくる。

ウェルズは、20世紀の歴史学、疫学の研究も先取りして、予言した。

いや、16世紀のヨーロッパ新大陸侵略の真実を、「過去」を予言したのだ。

 

人間とは全く異なる知的生命体。

ウェルズは、火星人のビジュアルも描いている。

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8e/War_of_the_Worlds_original_cover_bw.jpg

 

地球=ヨーロッパ白人を凌駕する科学技術の持ち主を、ヒト型ではない、タコ型で描いた。

疑似科学的考察もあった。地球に攻め込めるほどの科学技術を発達させた巨大な頭脳、重力の小さい火星に対応した貧弱な四肢、それがタコに似た姿を産んだ。

おそらくは、人間こそ神の似姿・万物の霊長というユダヤキリスト教的固定概念・既成概念から外れたイメージ、センス・オブ・ワンダーを求めたのだろう。

 

https://domodernlife.files.wordpress.com/2015/12/dudouyt-martians-war-of-the-worlds.jpg?w=524&h=302

 

タコは、ユダヤキリスト教圏では「悪魔の魚」と呼ばれて忌避された。

しかしタコに、熊や狼や鮫や毒蛇ように実害があるわけではない。

人間からかけ離れたその形状を嫌ったのだ。

 

旧約聖書 レビ記
11-9 水の中にいるすべてのもののうち、あなたがたの食べることができるものは次のとおりである。すなわち、海でも、川でも、すべて水の中にいるもので、ひれと、うろこのあるものは、これを食べることができる。
11-10 すべて水に群がるもの、またすべての水の中にいる生き物のうち、すなわち、すべて海、また川にいて、ひれとうろこのないものは、あなたがたに忌むべきものである。
11-11 これらはあなたがたに忌むべきものであるから、あなたがたはその肉を食べてはならない。またその死体は忌むべきものとしなければならない。
11-12 すべて水の中にいて、ひれも、うろこもないものは、あなたがたに忌むべきものである。

 

過去の戦争の固定概念・既成概念を吹っ飛ばしたセンス・オブ・ワンダー第一次世界大戦の総力戦が、その後の国際政治の固定概念・既成概念になっていったように、

ウェルズが創始した、人間からかけ離れた異次元の知性をタコとして描くセンス・オブ・ワンダーも、その後の固定概念・既成概念になっていく。 

 

1925年、H・P・ラヴクラフトクトゥルフの呼び声

 

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51iAP8WagSL._SX357_BO1,204,203,200_.jpg

 

2005年、ボビー・ヘンダーソン空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/90/Touched_by_His_Noodly_Appendage_HD.jpg/1280px-Touched_by_His_Noodly_Appendage_HD.jpg

 

2015年、映画「007/スペクター」

 


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2017年、映画「メッセージ」

 


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そもそもタコは「悪魔の魚」である。悪魔は馬鹿ではない。狡知に長けた知恵者なのだ。

タコ型イカ型の知的生命体。これまた、20世紀の生物学を予言している。

 

イカの脳は犬の脳と匹敵することが明らかに。さらに、デザートのために食事をセーブする自制心も|FINDERS

2020.02.11
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イカの脳は犬の脳と似ているというのだ。
イカと犬のニューロン数は猫の2倍
この研究は、2種類の高解像度MRI検査と染色技術を使用して、アオリイカの複雑な神経回路をマッピングして調べたもの。これにより、すでに知られている282の主要経路の99%以上を確認することができ、145の新たな神経経路を発見したとしている。
QBIの神経生物学者であるウェン・ソン・チョン氏は、「イカなどの頭足類は複雑な脳を持つことで知られており、それは犬に近い。ある種の頭足類は、5億個以上のニューロンを持っている。ネズミは2億個、正常な軟体動物は2万個程度なので、イカはそれらをはるかに凌駕する」と語る。
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例えばイカは、上下どちらから見ても背景に溶け込むように、体の上下の色を変えてカモフラージュができる。これは、視覚に誘導されてできる、行動を司る新しいニューロンのネットワークによるものかもしれない。イカ同士が色を点滅させてコミュニケーションをとることも、この発見で謎が解けるかもしれない。
イカは好物のために食事を調整する
イカの頭脳の高さについては、別の驚きの研究報告もある。雑誌『BIOLOGY LETTERS』に掲載された研究によると、イカは好物が後で食べられることが分かれば、食事を調整してお腹のスペースを空けておくというのだ。
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軟体動物のハイレベルな知性:道具を使うタコ(動画)|WIRED.jp

2009.12.16

インドネシア沖で観察されたメジロダコ(学名Octopus marginatus)は、2つに割れたココナッツの殻を体の下側に吸いつけたまま運び、必要に応じてこの殻を組み合わせて自分のシェルターにする。これは、無脊椎動物には不可能と考えられていた行動だ。
「これまで、無脊椎動物は一般に、認識能力がないのでこうした複雑な行動をとらないと考えられていた」と、12月14日(米国時間)に『Current Biology』誌に発表された論文で、このタコについて説明している[オーストラリアにある]ビクトリア博物館の生物学者らは書いている。
これまでにも一部の種のタコは、実験室環境において、迷路を通り抜けたり、手掛かりを記憶したり、通常は高度な脊椎動物に行なわれる他の認識能力テストに合格したりしてきた。もっと逸話的な話をすると、水槽の蓋を跳ね上げて他の水槽に侵入し、「いたずら」と言えそうな行動を示した例もある。
[タコは無脊椎動物の中で最も高い知能を持つとされ、色を見分け、形を認識することや、問題を学習し解決することができる。例として、密閉された捻蓋式のガラス瓶に入った餌を匂いでなく眼で認識し、ビンの蓋を捻って餌を取ることができる]
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タコはその知能の高さから「海の霊長類」とまで呼ばれている。

  

足は8本。実は、腕6本、足2本らしい。オスの腕1本は生殖器でもある。

1本の足には吸盤が約240個。吸盤は、触覚だけでなく、化学物質を感知する「鼻」「舌」でもある。

心臓も3個ある。

血液は銅イオンのヘモシアニンなので青い。

  

それぞれの足に別個の脳を持つ。脳は中央の1個と合わせて合計9個。

中央の脳が全体な指示を与え、細部は個々の足の脳が担当する。分散処理、インターネットである。

神経細胞無脊椎動物の中では突出している。ニューロン約5億個はほぼイヌに匹敵する。可能性としてイヌ並みの知能・学習能力を持つ。

 

眼はレンズ眼で精度が高い。人間を個別に認識できる。記憶できる。好き嫌いを表現する。

鏡に映った自分を自分自身だと認識する鏡像自己認知もできる。ヒト以外では類人猿、イルカ、ゾウ、ハトなど限られた動物にしかできない。

 

初めてのモノや珍しいモノ、エサ以外にも好奇心を示す。捕食と防御以外の行動。無意味な行動、つまりは「遊ぶ」。遊びは高度な知性の証明だ。

 

道具も使える。貝殻などを防御用に持ち歩く。形状を認識する。問題を学習し解決する。ネジ式のビンのフタを回して空ける。

エサをガマンする自制心がある。美味しいエサと不味いエサが時間差で提供されることを覚えると、不味いエサをガマンして美味しいエサを待つ。

 

環境変化にも強い。気候変動で、海面水温が上昇し、二酸化炭素を吸収して海水の酸性度が上がった。環境変化で多くの海洋生物が個体数を減らしている。しかしタコやイカ等頭足類だけは個体数を増加させている。

 

タコ・イカには人間以上の能力もある。

  


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カモフラージュすなわち擬態能力を持つ。カメレオンのようにネオンのように色や模様を変える。だけでなく材質感まで表現できる。

これは周囲の色や模様を目で見ることができるからである。目が良いのだ。色も認識できる。

姿を隠すことで、エサを捕まえ、捕食者から逃れる。

 

人間とタコ・イカの大きな相違もある。

タコ・イカは、孤独=非社会的で、短命だ。

 

行動は個体単位であり、群れを作らない。人間やサルのように社会を作らない。

メスが交尾した後のオスを殺して食べるカニバリズム(共喰い)もあるようだ。

 

寿命は3~5年。生殖行為は生涯に一度。メスは一度に約40万個の卵を産み、飲まず食わずで卵を守る。そして孵化すると、メスの細胞は急速に老化して、死に至る。

子タコが生まれた時、母タコはいない。タコは子育てできない。

 

知能が高くても、社会を作らないから、群れの「横」の情報交換がない。 

知能が高くても、子育てがないから、世代間の「縦」の情報交換がない。 

せっかく、眼が良くて、身体の色をくるくる変えられるが、群れや親子で手話ならぬ「色話」でコミュニケーションを交わすことはないようだ。

 

非社会的で短命という要素は、知能を発達させる上で思いっきりマイナスだ。

人間は寿命が長いから情報を蓄積できる。子育てするから親子で情報を伝達できる。群れ=社会を作るから仲間と情報を交換できる。これが人間の知能をさらに高度化させた。

タコ・イカにはそのチャンスがない。というか、話はサカサマで、非社会的で短命ならば、別に知能が発達させる必要がない。なんで知能が高いのか?

生物は無駄なことをしない。

光合成で食えるから、植物は歩かない。

空を飛べなくても食えるから、ペンギンは飛ばなくなった。

なぜ、何の必要があって、何の意味があって、タコ・イカの知能は高いのか?

 

もちろん、種類によっては、群れを作る例もあるようだ。 

アオリイカは群れを作る。階層構造など社会性もある。

 

タコも「街」をつくることが判明──米研究チームが発見した「オクトランティス」の秘密|WIRED.jp

2017.10.31 TUE
タコは単独で行動すると考えられてきたが、貝殻を集めて山を築き、それを数世代続く「アパート」にしていることがオーストラリア沖で確認された。しかもそのアパートが集まって、小さな村のようなコミュニティをつくっていたのだ。
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タコの巣が集まった小さな“村”
このコミュニティは都市というより、岩場の周囲に巣が集まってできた、数世代続いた小さな村という感じだ。餌としてきた貝の殻が山積みされているうえ、タコたちが集めてきたビールの瓶や釣り用の鉛ルアーなどのゴミも蓄積されている。タコたちは何世代にもわたって(といっても、タコの寿命は3年ほどとされているが)、岩場のなかでこうした山をつくりあげ、内部に穴を掘り、隣り合うように巣をつくってきた。
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研究チームによると、オクトランティスの住民たちは、これまでタコ同士の間で目撃されてこなかったような社会的行動も定期的に行っているという(シェール教授は15年、コモンシドニーオクトパス同士がさまざまなやり方でコミュニケーションをとっていることも発見している)。タコ同士が争っているときはサメに襲われやすくなるなど、街での生活は単独行動のタコと比べて、敵に身をさらす可能性も高いという。
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しかし、全部のタコ・イカが社会性を持つわけではないから、謎は謎のままだ。 

 

生物学者の中には、もしタコ・イカの寿命が長ければ、海中はタコ・イカが支配する世界になっていた、と予測する人もいるらしい。

 

陸上はヒト、海中はタコ・イカ、地球に2つの文明。

人間が船を出すと、武器を持ったタコ・イカ軍団に沈められる。

タコ・イカ軍団が上陸すると、人間が火を燃やして追い払う。

海が使えない人類は、その発展を大きく制限されただろう。四大文明は生まれないかもしれない。

タコ・イカの寿命次第で、遺伝子の気まぐれで、神の思し召しで、

「The War of the Worlds」は、現実だったかもしれない。

 

知能が発達している、子育てしない、群れを作らない、という特徴は、儒教徒として興味深い。 

 

タコ・イカは軟体で、固い部分は目と口(クチバシ、トンビ)だけだ。

死後、その死体は、他の生物に食われて、腐って、微生物に分解される。

残るのはクチバシ(トンビ)だろうが、キチン質であり、カルシウムである人間の骨よりは分解されやすい。

つまり、タコ・イカは死後、骨が残らない。墓を作りようがない。

 

骨VS人間~孟母三遷~腐る肉こそ潔い「善」。姿形を残す骨こそみっともない「悪」。 #麻原彰晃 #東条英機 - 在日琉球人の王政復古日記

 

家族を持たず、社会を作らない。「孝」も「礼」もない。

死体は消えて、骨も残らない。「葬」も「墓」もない。

タコ・イカが進化して文明を築いても、海中に「儒教」は生まれないだろう。

逆に、諸行無常諸法無我の「仏教」はありえそうだ。 

 

アポロ11号は月に行ったっていうのに~日 #はやぶさ VS米 #クルードラゴン VS中 #嫦娥 #玉兎 かぐや姫 八咫烏 月餅 - 在日琉球人の王政復古日記