それでも、「五十歩」と「百歩」は、深刻度が異なる。
名誉殺人~釈迦も、聖書も、孔子も、ヒンドゥー教やイスラム教と同じ女性差別主義者。 - 在日琉球人の王政復古日記
インド人は、長男を生まないお嫁さんを一家総出で焼き殺す。国中で強姦が日常茶飯事だ。どっちにしても警察はやった男たちをすぐに釈放する。
じゃあ、インド人が特別悪党なのか? ヒンドゥー教が特別悪辣なのか?
お隣のパキスタンやアフガニスタンはイスラムを信仰しているが、女性が学校で勉強してるのが気に入らないと、あかの他人の女生徒に硫酸や塩酸をぶっ掛ける。銃撃する。サウジアラビアでは女性は自動車運転を禁じられている。強姦された女性の方が「貞淑ではない」という理由で罰せられることもある。
女性差別の真の原因は宗教ではない。
もし宗教が原因ならヒンドゥーとイスラム、土着の多神教とユダヤ経由の一神教という異なる宗教でおんなじ女性虐待が起こるはずがない。この悪弊はヒンドゥーやイスラムが誕生する以前から、はるか昔から続く南アジア一帯の伝統的社会風土から「発症」している。
日本の右派は支那や朝鮮がヒドイ国だというけれど、確かにヒドイ面があるけれど、こと女性の待遇に関しては、もちろん女性差別の無い地域なんてこの地球上には皆無だが、世界標準で比べれば、極東はまだまだぜんぜんマシな地域だ。
支那や朝鮮でも「女は男に従え」くらいの差別は普通だが、村の女性が強姦されても事件にならないとか、女性が学校に通うだけで殺されるとか、南アジアではよくある差別はまずレアケースなのである。
支那や韓国の女性は、髪の毛を隠さずミニスカートで通学できる。
あの北朝鮮ですら、女性のクセに学校に通ってる、という理由だけで逮捕されることも、殺されることもないだろう。
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下手したら、21世紀のインドやパキスタンやサウジアラビアの田舎に住んでる女性よりも、現在の支那朝鮮どころではなく、唐や宋の時代や李氏朝鮮時代の都市に住んでる女性の方が、人権的にはまだマシ、というくらいの落差がある。
「なんで隣りの国が民度の低い韓国や支那なんだ?運が悪い」と嘆く日本人もいるだろうが、もし韓国や支那の代わりに、インドやアフガニスタンと国境を接していれば、日本がハッピーになっただろうか(笑)?
では、なんで東アジアと南アジアでこんなに女性の待遇が異なるのか?
ここら辺は不勉強でいまだに判らない。
おそらく気候が大きく影響しているのでは?とは思うが。
陰惨な話だが、この地上の実話である。われわれの惑星はこのような星だ。
持参金問題で嫁が焼き殺されるインド (ウォール・ストリート・ジャーナル) - Yahoo!ニュース
【ジャワン(インド)】灯油まみれのズボンと長い緑色のブラウスが燃え上がり、パリネータさん(26)は悲鳴をあげた。
隣人のザヒド・カーンさんは「庭で転げ回る彼女を見た」、「炎の勢いは増すばかりだった」と語った。パリネータさんは両足と胸部、そして顔の左側など全身の40%にやけどを負った。
インドは急速に近代化が進んでいるが、いまだに尋常ならざる数の女性たちが親族間のもめごとで火をつけられて死亡したり、やけどや傷を負ったりしている。この問題の文化的背景は根深い。
インドでは家族の名誉を傷つけたとか、花嫁の持参金が少ないといっては、女性に火をつける家族や義理の親族が今も後を絶たない。政府の統計によると、花嫁の持参金に関するもめごとで約1時間に1人の割合で女性が死亡している。また、虐待から逃れるために、考えあぐねた末に自ら火をつける女性もいる。
こうした事態は、インドの家父長制の伝統と世界の女性の地位に関する考え方の変化がインド社会に緊張を引き起こしていることを示している。
これは何世代にもわたって続いている。パリネータさんは嫁ぎ先のこの家で火をつけられた初めての女性ではない。20年前にパリネータさんの義理の姉妹になるはずだった若い女性が同じように火をつけられて死亡している。
パリネータさんは2014年1月に義理の姉妹から灯油を浴びせられ、火をつけられた。夫の家族はパリネータさんに伝統的かつ閉鎖的な生活を送ってほしいと望んだが、パリネータさんはこれを拒んでいたからだ。夫の家族と暮らした苦悩の年月がそこで終わった。
夫の家族は、パリネータさんが友人の美容院で働くことを禁止した。この仕事は彼女にとってまさに「ライフライン」であったにもかかわらずだ。また、パリネータさんが2人の娘を産んだことも気に入らなかった。
パリネータさんは「女性が息子ではなく娘を産むとこうなる」と話す。
彼女の義理の姉妹と義父は殺人未遂で起訴された。2人とも無罪を主張している。パリネータさんの夫も同調し、「彼女は自分で火をつけた」と話している。
ウォール・ストリート・ジャーナルは数カ月をかけてパリネータさんの事件を調べた。6人の目撃者全員を含む数十人から話を聞いた。彼らの話は基本的な部分で食い違っているものの、ある動かしがたい現実で一致する。インドの農村部では厳しい社会規範が、解決可能に思えるありふれた家族の問題を生きるか死ぬかの大ごとにしてしまうという現実だ。どこに住むかとか、母親は家にいて子供の世話をすべきかどうかといった問題だ。
パリネータさんは21歳で結婚した。夫になる男性を選んだのは家族だった。パリネータさんは結婚式当日に初めてその男性と会った。習慣に倣い、新婚夫婦は夫の家族と一緒に暮らし始めた。
インドでは伝統的に、数世代の家族が同じ屋根の下で暮らす。嫁は夫に尽くすだけでなく、夫の家族にも尽くし、婚家のしきたりにしたがわなければならない。そして家名を継ぐ男児を出産することが期待されているのだ。
パリネータさんは息子がいなかったことで婚家との対立が深まったと話す。義理の姉妹には息子がいたため、家族に気に入られていたという。義父はパリネータさんの上の娘をよく殴ったと話す。「(義父はパリネータさんの娘を)子供とは見ていなかった」
義父はまた、そのことで、パリネータさんに賠償金と贈り物を要求したという。娘たちは将来、嫁ぐ際に持参金が必要になる。義理の家族からは「誰がその費用を負担するのか?」と言われた。
パリネータさんは家の隣の小さな美容院で働いていた。そこで彼女は自由になれた。2人の子供を持つ女性が一人で切り盛りしていた店だった。2年余り前に、その女性が村を出ることになり、店をパリネータさんに譲ってくれた。だが、パリネータさんがその店を続けることはできなかった。
夫と、その家族が反対したのだ。店を譲った女性は、パリネータさんが「独立し、自分で生活費を稼ぐようになること」を夫の家族が恐れたのだと話す。
義父と義理の姉妹は殺人未遂に加え、金品の要求と虐待などの罪に問われ、収監された。2人は容疑を否認した。パリネータさんや他の人が話したパリネータさんとの不仲についても否定した。
義父は昨年8月に保釈金を払って釈放された。その後まもなく心臓疾患で入院し、数日後に死亡した。
パリネータさんの夫は、父親が自分の無実を誰も信じていないことを深く気に病んでいたと話す。だが、夫は「誰が信じるだろうか」と言う。なにせ同じことが「20年前にもあった」のだから。
1994年4月1日、同じ家の寝室で嫁が火をつけられて死亡した。まだ幼かった嫁の息子も傷を負ったが生き残った。この事件では義父と他の男2人が「ダウリー死(嫁の持参金をめぐる争いから嫁が殺されること)」の罪で裁判を受けたが、全員無罪となった。
そのときの息子は22歳のやせぎすな男性に成長した。彼は自分の母親が自殺したと信じており、祖父が関与したとは考えていない。母親とパリネータさんが同じ家で火にあぶられることになったのは「偶然だ」と話した。
パリネータさんがやけどの治療を受けている病院の医師によると、この病院では1日に1~2人、家族のもめごとでやけどを負った若い女性が治療に訪れる。そのうちの「少なくとも1人は義理の家族との争い」が原因だという。
医師や警察によると、こうした患者はたいてい「台所の火災」として処理される。インドの女性が料理中にやけどを負うことはよくあるからだ。火がむき出しなこととインドの女性たちが着る布の垂れ下がった伝統衣装が危険な組み合わせになっているという。
やけど診療科を率いる医師は、「多くの女性は台所の火でやけどしたと言うが、本当のところは違う」と話す。
担当医師によると、パリネータさんは2回の皮膚移植を含む5回の手術を受けた。病状は回復に向かっているという。だが、感染症で片方の目を失った。
パリネータさんの上の娘は事件後、学校に通っていない。夫は娘たちの世話をするため、仕事を辞めざるを得なかったからだ。家賃が払えず、何度も引っ越した。何かを犠牲にしなければならなかった。そしてそれは、娘の教育だった。
夫は選択を迫られていると感じている。「片方は自分の家族、もう一方は妻と子供たち」と話す。「どちらを選ぶべきか。いすれにしても誰かを失うことになる」
ただ、最終的には妻に帰ってきてもらいたいと夫は思っている。「もう一度、家族になりたい。もう一度、良い思い出を作りたい」
パリネータさんは夫を「単純すぎる男」と呼ぶ。それでも、「一緒にいなければならない」と言う。「私には選択肢がない。2人の娘がいる」