私は、安倍ちゃんを信用していた。
というより、日本とアメリカの同盟関係を信用していた。
というより、アメリカの軍事能力と情報収集能力を信用していた。
だからこそ、9月3日、今日の良き日だけは大丈夫だろうと思っていた。
9月3日、今日だけは北朝鮮もミサイルを撃たない(だろう)。だって日本のお祝い事の吉日だからね。慶祝眞子内親王殿下御婚約内定。 - 在日琉球人の王政復古日記
日本政府も、皇室のお祝い事の発表の日程は、慎重に決めているはずである。
もちろん、突然の天災は不可抗力だが、政治的なことは予測がつく。
記者会見の最中に、内親王殿下の御麗顔に重ねて、不吉な文字が、例えば「Jアラート」みたいな緊急速報が流れるような、そんな失態だけは極力避けるものと信じていた。
「今日だけは北朝鮮も暴れる兆候はない」
日本の能力だけでは無理でも、アメリカから軍事情報を貰ってるはずで、そういう安全な日を、宮内庁経由で聖上に奏上するのが、臣下・内閣総理大臣として当然の義務である。
しかし、なんだ、こりゃ?
「北朝鮮で人工的揺れ 」6回目の核実験か 韓国通信社 | NHKニュース
2017/9/3 12時50分
韓国の通信社、連合ニュースによりますと、北朝鮮北東部、ハムギョン(咸鏡)北道のキルジュ(吉州)郡で、人工的な揺れが観測されたということです。キルジュ郡には、核実験場があることから、北朝鮮による6回目の核実験の可能性があり韓国軍などが詳しい分析を進めています。
アメリカですら、金正恩の核実験の兆候が予測できなかったのか?
実は、アメリカの日本への信頼度は大したレベルではなく、重要な軍事情報は教えてもらってないのか?
それとも、アメリカから核実験の予測情報はもらっていたけど、「そんな日でも、皇室の祝い事を発表していい」と、安倍ちゃんは、御婚約内定の吉事を軽く見ているのか?
もしも、安倍ちゃんには、日本政府には、事前に北朝鮮の核実験の兆候が察知できなかった、そして、アメリカからも教えて貰えなかった、とする。
つまり、日本の情報収集能力はかなりヤバい、ということだ。
もしも、安倍ちゃんは北朝鮮の核実験の兆候を知っていて、それでもご婚約内定を発表させたのなら、安倍ちゃんは明らかに不敬である。
安倍ちゃんは無力なのか? はたまた不敬なのか? どっち?
愛国者を自負する皆さん、明日の新聞紙面を想像せよ。
「眞子内親王殿下ご婚約内定」と「北朝鮮核実験」の吉凶の2つの記事が並んで載るのだ。
これに怒らないのなら、日本人の尊皇って、いったいナニ?