在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

参院選2022議席「予想VS結果」ほぼ的中。安倍元首相暗殺の影響は限定的。もう憲法改正でイイじゃん。

参院選2022議席予想(2022/07/09)~安倍元首相暗殺で大混乱も、自民優勢に変化なし。 - 在日琉球人の王政復古日記

の続き。

 

2022年07月08日金曜日、誰も想像だにしなかった、安倍元首相暗殺。

日本憲政史上にも、戦後史にも残る、非常事態。

この24時間で、参院選の予想は大きくズレただろう。

しかし、あと12時間を切って、誰も予想修正は間に合わない。

 

と書いたが、「ここ」の部分こそが外れて、議席予想自体はほぼ的中だった。

予想が外れなかった事が、逆に意外だ。

安倍元首相暗殺は、参院選に、ほとんど影響が無かった。

 

参議院 選挙区:74 
       予想 → 結果
北海道:3_ 自立自 → 自立自 
青森:1__ 立 → 立 
岩手:1__ 立 → 自 
宮城:1__ 自 → 自 
秋田:1__ 自 → 自 
山形:1__ 国 → 国 
福島:1__ 自 → 自 
茨城:2__ 自野 → 自野 
栃木:1__ 自 → 自 
群馬:1__ 自 → 自 
埼玉:4__ 自立与公 → 自与公立 
千葉:3__ 自自立 → 自自立 
東京:6__ 自立自公共れ → 自公共立自れ 
神奈川:5_ 自維自公共 → 自維公自立 
新潟:1__ 自 → 自 
富山:1__ 自 → 自 
石川:1__ 自 → 自 
福井:1__ 自 → 自 
山梨:1__ 自 → 自 
長野:1__ 立 → 立 
岐阜:1__ 自 → 自 
静岡:2__ 自与 → 自与 
愛知:4__ 自立公維 → 自公立国 
三重:1__ 自 → 自 
滋賀:1__ 自 → 自 
京都:2__ 自立 → 自立 
大阪:4__ 自維維公 → 維自維公 
兵庫:3__ 自維公 → 維自公 
奈良:1__ 自 → 自 
和歌山:1_ 自 → 自 
鳥取島根:1 自 → 自 
岡山:1__ 自 → 自 
広島:2__ 自野 → 自野 
山口:1__ 自 → 自 
徳島高知:1 自 → 自 
香川:1__ 自 → 自 
愛媛:1__ 自 → 自 
福岡:3__ 自立公 → 自立公 
佐賀:1__ 自 → 自 
長崎:1__ 自 → 自 
熊本:1__ 自 → 自 
大分:1__ 自 → 自 
宮崎:1__ 自 → 自 
鹿児島:1_ 自 → 自 
沖縄:1__ 野 → 野 

 

予想 選挙区74 
自44 公7 国1 維5 立10 共2 社0 れ1 N0 参0 与2 野3 
結果 選挙区74 
自45 公7 国2 維4 立10 共1 社0 れ1 N0 参0 与2 野3 

 

予想 比例代表50 
自19 公7 国2 維8 立7 共4 社0 れ2 N0 参1 
結果 比例代表50 
自18 公6 国3 維8 立7 共3 社1 れ2 N1 参1  

 

予想 改選124
自63 公14 国3 維13 立17 共6 社0 れ3 N0 参1 与2 野3
結果 改選124
自63 公13 国5 維12 立17 共4 社1 れ3 N1 参1 与2 野3

 

NHK党と参政党の両方が議席を取るとも予想しなかった。

暴露系と陰謀論youtubeが政治を侵食している。保守もリベラルも負けた。

 

まさか、ここまで、暗殺の影響が「無い」とは思わなかった。

投票先を変えたのは、一部の「維新→自民」「国民→自民」だけで、「立憲→自民」は無かった。立憲支持者は動かなかったわけだ。

 

立憲と共産は敗北したが、予想通りの敗北で驚きはない。

衆院選野党共闘は間違いだった」といういう総括こそが間違っていたわけだ。

立憲の敗北は、野党共闘を止めた間違いと、構造的な不人気である。

共産の敗北は、支持層の高齢化による消滅だ。

 

もう共産に未来はない。社民と同じ道だ。

今さら、福島瑞穂に投票して、いったい何の意味があるのか?

 

ロシア非難決議と内閣不信任案に賛成しなかったれいわ新選組山本太郎に、いったい何を期待できるのか?

これからの3年間で憲法改正が決まるのに、れいわの3議席に何の意味があるのか?

 

憲法改正は目の前に迫っているのに、今から、地方組織を持たない、東京でしか勝てない、憲法改正阻止にも、政権交代・打倒自民党にも、全く役に立たない、100議席どころか10議席以下の弱小政党を応援し始める人々の一覧だ。

全員、自分は頭がイイつもりである。

 

応援メッセージ2022 - れいわ新選組

内田樹氏(神戸女学院大学名誉教授・思想家)
想田和弘氏(映画作家
中島岳志氏(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)
島田雅彦氏(小説家)
湯川れい子氏(音楽評論家)
岩井俊二氏(映画監督)
白井聡氏(京都精華大学 人文学部 専任講師)
森達也氏(映画監督)
Misao Redwolf氏(アクティビスト/首都圏反原発連合)
鮫島浩氏(ジャーナリスト)
西谷修氏(哲学者・東京外国語大学名誉教授)
立川談四楼氏(落語家)
井筒高雄氏(元陸自レンジャー隊員)
日野行介氏(ジャーナリスト)
おしどり マコ・ケン各氏(芸人/記者)
西郷南海子氏(教育学者・三児の母)
山田正彦氏(元農林水産大臣・弁護士)
鈴木宣弘氏(東京大学大学院教授(農業経済学))
SUGIZO(ミュージシャン)
関野吉晴氏(探検家・医師)
雨宮処凛氏(作家・活動家)
斎藤貴男氏(ジャーナリスト)
斉藤くるみ氏(日本社会事業大学名誉教授・視覚聴覚アドボカシー研究所所長)
鴨下美和氏(原発事故避難者・二児の母)
水野誠一氏 (元参議院議員新党さきがけ政策調査会長)

 

モノゴトをマジメに考えてるとは思えない。自民党は大笑いだろう。

 

れいわ支持者は、自分たちの投票行動が、参政党やNHK党への悪ふざけ投票と大して違いが無いことを、絶対認めないまんまだろう。

 

結論は明確だ。国民は憲法改正に賛成した。

しょうがない。無駄な抵抗は止めよう。もうイイじゃん(笑)。

 

岸田首相、憲法改正「早期に発議」 自衛隊明記など: 日本経済新聞

2022年7月11日
岸田文雄首相(自民党総裁)は10日の文化放送番組で、衆参両院の3分の2の賛成が必要になる憲法改正案について「できるだけ早く発議し、国民投票に結びつけていく」と語った。「改正するかどうかではなく、具体的な中身で3分の2が集まらないといけない」と指摘した。
憲法9条への自衛隊明記や緊急事態条項など自民党がたたき台としてまとめた4項目に関しても言及した。フジテレビ番組で「喫緊で現代的な課題を自民党として提案している。ぜひ推し進めていかなければならない」と話した。
岸田文雄首相は10日のテレビ朝日番組で「大きな課題について勇気を持って挑戦しなければならない」と主張した。

 

野党支持者の考え方はサカサマだった。ずっと間違っていた。

「護憲のために、政権交代」これがサカサマだった。カン違いだった。

改憲が終わらないと、改憲を済まさないと、政権交代できない」のだ。

 

これから、憲法改正を(止められないけど)遅らせるのは、公明党だけだろう。

 

公明は9条改正反対7割 「改憲4党」にも温度差 当選者アンケ | 毎日新聞

2022/7/11
 毎日新聞は11日、参院選の全候補者に実施したアンケートで当選者分を再集計した。憲法改正に前向きな自民党公明党日本維新の会、国民民主党の「改憲4党」のうち、9条改正について自民と維新は9割前後が「自衛隊の存在を明記すべきだ」と答えたが、公明は約7割が「改正には反対だ」とし、国民民主は党内で意見が割れた。大規模災害などを想定した「緊急事態条項」創設についても公明のみ内閣の権限強化に賛成する人はいなかった。
 アンケートには当選者125人のうち121人が回答した。参院選で4党は改憲の発議に必要な3分の2(166議席)以上の議席を確保したが、具体的な改憲項目を巡る温度差が浮き彫りになった。
 9条の改正について、自民は87%、維新は92%、国民民主は40%が自衛隊明記と回答したが、公明は69%が改正に反対。4党で改正反対と回答した当選者がいるのは公明だけだった。立憲民主党は94%、共産党社民党、れいわ新選組は全員反対だった。
 緊急事態条項についても公明の立ち位置は異なる。自民は78%、維新は92%、国民民主は40%が内閣の権限強化と国会議員の任期延長の両方を認めるべきだと回答したが、公明は38%が「緊急事態条項を設ける憲法改正は必要ない」と答えた。
 公明は31%が緊急事態条項創設を認めたが、その全員が「国会議員の任期延長のみ認めるべきだ」との限定付きだった。国会では非常時に内閣が国会の議決を経ずに法律並みの効力を持つ「緊急政令」を制定できる規定を憲法に盛り込むことが検討されているが、公明には恣意(しい)的な発動で私権が制限されかねないとの警戒感が強い。
 岸田文雄首相は10日のテレビ番組で、自衛隊の明記など自民が掲げる改憲4項目について「現実的で喫緊の課題だ。新しい国会のメンバーも加えて議論をより前進させていきたい」と語った。自民の茂木敏充幹事長は10日、党本部で記者団に「(4項目のうち)主要政党間でどの項目を優先するのか、スケジュール的にどうするか、共通認識を作って発議をする」と述べ、早期の発議に意欲を示した。
 アンケートでは、相手国のミサイル発射拠点などをたたく、いわゆる「敵基地攻撃能力」保有への賛否も質問した。全体の62%が「賛成」で、反対の26%を上回った。防衛費については「国内総生産GDP)比2%程度まで増やすべきだ」が全体の40%、「GDP比2%まで増やす必要はないが、今よりは増やすべきだ」は36%を占めた。

 

憲法改正の経過で、公明と自民の関係はヒビが入る。創価学会もガタガタになる。

 

長期的に政権交代できる政治構造になる方法は、ただ一つ。

立憲と公明の共闘しかないだろう。

はあ?と思うかもしれないが、政策的には、立憲と公明が一番共通している。

選挙的にも、立憲の無党派層+公明の組織票で相乗効果がある。

 

立憲創価連合。

そのためには自公が割れてもらうしかない。

自民と維新が組む時に自公は割れる。その時が来ないと、政権交代は無い。

 

ホントは、自民が清和会と宏池会に割れて、「清和維新連合」と「宏池立憲連合+公明」がベストだが、まあそれは欲張りだろう(笑)。

 

もう、憲法改正の内容は公明党に任せよう(笑)。

立憲は、憲法なんか忘れて、憲法以外の政策を再考して、地方組織を立て直して、「改憲後」までの生き残りに全力を挙げて欲しい。