在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

蓮舫たんの「2位じゃダメなんでしょうか?」は政治として極めて真っ当な質問である。

↓ ありゃ、ブログ消しちゃったのね>大臣(笑)。


スパコン 二番でもいいかもしれない|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

 

蓮舫たん、といえば、常に「2位じゃダメなんでしょうか?」と揶揄され、馬鹿される。

 

それはそれでいいんだが、そうやって「2位じゃダメなんでしょうか?」を馬鹿にする人が、消費税増税に反対したり、公務員の給料を下げろ、国会議員を減らせ、だのと言い出す。

 

よくもまあ(笑)。

 

「2位じゃダメなんでしょうか?」という質問すら、頭から否定する国民がいるのに、財政赤字を減らしたり、増税を阻止できるわけねえだろうが。

 

asahi.com(朝日新聞社):「2位じゃダメ?」のスパコン、速度世界1位に 理研 - プレーバック1週間

2011年6月20日
 理化学研究所富士通と共同で開発中のスーパーコンピューター「京(けい)」が、20日発表されたスパコンの計算速度世界ランキングで1位になった。日本勢の世界一は2004年の「地球シミュレータ」以来7年ぶり。2位で中国製の「天河1号A」の3倍を超えるダントツの性能だ。
 「京」は神戸市の理研神戸研究所にあり、06年から開発が始まった。総事業費は1120億円。毎秒1京(1兆の1万倍)回の計算速度を目指したため、この愛称がつけられた。
 スパコンは米欧中で開発競争が激しく、めざす「世界一」が危ぶまれた時期もあった。09年11月の事業仕分けでは、理研文部科学省が、蓮舫行政刷新相に「2位じゃダメなんでしょうか」と問い詰められた。
 完成予定は来夏だが、全体の8~9割程度を動かせる状態で、毎秒8千兆回を超える計算が実現した。
 ランキングは、米国などの専門家が年2回発表しているもの。日本のスパコン「京」のほか、東京工業大の「ツバメ2.0」が5位に入った。前回の発表は昨年11月で、天河1号Aが中国製スパコンとしては初の世界一を獲得していた。
蓮舫大臣「心から敬意」
 蓮舫行政刷新相は20日、記者団に「きわめて明るいニュースで、関係者のご努力に心から敬意を表したい」と評価した。そのうえで「ナンバーワンになることだけが自己目的化するのでなく、国民の税金を使っているので、次はオンリーワンを目指して学術や産業界に具体的につなげていく努力に期待したい」と語った。

 

確かに、蓮舫たんはスタンドプレーが目立つし、パーソナリティ的に他人にむかつかせるところがある(笑)。

そして、民主党、というだけで、発言内容を吟味せず、パブロフの犬のように、脊髄反射的に否定する風潮も、特にネットには多い。 

 

しかしだ、次世代スーパーコンピュータ開発の国家予算を考えるのに、「2位じゃダメなんでしょうか?」って質問したら、いったい何がそんなに悪いのか? いったいどこが間違ってるのか? 皆さんは、何をそんなに馬鹿にしているのか?

 

日本の国家予算が無限だというのなら、せめて黒字ならば、そりゃ何の事業にどれだけ予算を使ってもいいだろう。

しかし、日本国民が知らない極秘情報だが(笑)、日本の国家予算は赤字だ。日本の財政は国債という借金で支えられている。今後の見通しも、歳出が減るどころか、増える一方だし、歳入の自然増収も難しい。

 

つまり、日本国家は、入ってくるカネが限られ、出て行くカネに困っている。

そうなれば、何の分野に、どれだけ使うか?、をマジメに考える必要が出てくる。

ハッキリ言えば「どこかの分野」に出すカネを削らないといけないわけだ。

 

それが「事業仕分け」であり、その「どこかの分野」には、当然ながら、皆さんが嫌ってる「公務員の給料」も「議員定数」も含まれるし、評判の悪い「オキナワ」復興費(笑)も含まれるし、海外ODAも、生活保護も、子供手当も、高齢者医療も、公共事業も、東京オリンピックも、尖閣を守るための防衛費も、そして「次世代スーパーコンピュータ開発」も含まれる。

 

限られたサイフから、公務員給与を支払うのか、地方の道路補修費を支払うのか、老人医療費を支払うのか、子供手当を支払うのか、自衛隊イージス艦購入費を支払うのか、皇室費を支払うのか、オリンピック関係費を支払うのか、次世代スパコン開発費を支払うのか、宇宙探査機「はやぶさ」開発費を支払うのか、それを決めるのが政治なわけだ。

何を優先するのかを決めるという作業は、1番は何で、2番は何、つまり「2位じゃダメなんでしょうか?」と質問することなのだ。

 

もしも、その中で「次世代スパコン開発」だけは、問答無用の特別扱いで、絶対1番じゃなきゃダメだというのなら、

たとえば、宇宙探査機「はやぶさ」の開発を取り止めて、そのカネを「次世代スパコン開発」に回すことに賛成なのか?

たとえば、陸上自衛隊の兵員を削って、海上自衛隊イージス艦建造をあきらめて、浮かせたカネを「次世代スパコン開発」に使えば満足か?

その決定に、国民への説明も要らない、官僚が勝手に決めていい。

蓮舫の「2位じゃダメなんでしょうか?」を馬鹿にした人は、そう主張してるのと同じなのだ。

 

もちろん、その前に、大前提として、

「日本の財政が赤字じゃダメなんでしょうか?」「国家予算をいろんな分野にバンバン使っちゃダメなんでしょうか?」という質問だって、当然、あっていい、のである。

「当たり前だろ!」「赤字じゃダメに決まってるだろ!」と反論する人はいるかもしてないが、何が当たり前なのか?、何がダメに決まってるのか?、それをちゃんと合理的に説明しないといけない。それが「政治」ではないか。

 

「次世代スパコン開発」が1番でなければならない。そう思うのならば、そう説明して、議会を納得させればいいだけだ。というか、税金を使う限り、それこそ問答無用で当たり前の関係者の義務だろう。

 

「そんな当たり前は説明不要だ」で済むのなら、そもそも議会も選挙も不要なのである。

 

靖国参拝しちゃダメなんでしょうか? 

「公務員の給料下げちゃダメなんでしょうか?

「消費税を上げちゃダメなんでしょうか?

法人税を下げなきゃダメなんでしょうか?

尖閣を守らないとダメなんでしょうか?

自衛隊イージス艦がないとダメなんでしょうか?

憲法9条を改正しないとダメなんでしょうか?

「韓国と友好的じゃないとダメなんでしょうか?

東京オリンピックをやらないとダメなんでしょうか?

少子化対策をしないとダメなんでしょうか?

政治というのは、議会というのは、「ダメなんでしょうか?」の連続ではないか。

それとも、こういう質問は、全部、馬鹿なのか?

 

他のダメなんでしょうか?」は認めてるくせに、「(次世代スパコンは)2位じゃダメなんでしょうか?」だけを馬鹿するのは、蓮舫ムカつく!、民主党嫌い!、以外に有力な根拠なんて無いのである。

 

議員「これは、2位じゃダメなんでしょうか?」

関係者「(コレコレこういう理由で)2位じゃダメなんです」

議員「わかりました。予算をつけましょう」 または 「納得できん!」

 

これが議会であり、議会制民主主義の国のありようなのである。

 

蓮舫を馬鹿にしてる人は、いったい、何を、馬鹿にしてるのだろうか?