在日琉球人の王政復古日記

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民主主義は安倍ちゃんを選んだ~ #SEALDs は反戦平和のために民主主義を捨てられるか?

大学4年生「民主主義の国で何も言おうとしないのは嫌」 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 和光大4年の福田和香子さん(21)は渋谷で先月下旬にあった活動でこう言った。「この国では意見を持つ行為そのものが、空気が読めないってことになってしまうらしいんです」。子どもの頃、式典で君が代を歌わない教諭を笑う友達、見ぬふりの学校側、彼氏の目を気にして通り過ぎた自分……。そんな苦い思い出もあり、安保法案に声を上げる。「民主主義の国で何も言おうとしないのは嫌」

 神奈川県に住む紅子さん(24)は音大を卒業し、デパートの洋服店に勤める。政治の話はタブー。そんな毎日を変えたのが集団的自衛権行使容認の閣議決定だった。聞き慣れない言葉に怖くなり、必死で調べ、考えた。初めてデモに行ったのが1年前だ。「関心がない子たちの気持ちは、私が一番わかると思うから」。そう言う紅子さんは10日の夜も国会前にいた。

 

<安保関連法案>シールズの国会前集会に1万5000人以上 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 安全保障関連法案に反対する大学生らで作る「自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs=シールズ)」が呼びかけた国会前集会が10日夜、あった。子連れから学生、高齢者まで、幅広い世代が国会正面近くの歩道にあふれ、主催者発表で1万5000人以上が集まった。 

 

国会議事堂に向かってもムダムダ。首相官邸を囲んでも同様。

 

 

だって、たとえSEALDsが、15,000人集めても、仮にその10倍でも、安倍自民党の総選挙得票数は、25,461,448票=25,461,448人である。

 

もし、民主主義が正しいのなら、国民主権が正しいのなら、日本国憲法が正しいのなら、安倍ちゃんの自民党が正しく、皆さんのSEALDsは負けだ。

つまり、集団的自衛権も安保法制も「民主主義」的に正しい。

 

安倍ちゃんが一定以上の支持を得てるのは、かなりの部分、支那と韓国の責任である。日本のノンポリ庶民からだって、支那の行動、韓国の態度は、とても好意的なモノには見えない。支那や韓国を警戒する必要がないといわれてもあんまり納得はしないだろう。

日本の集団的自衛権と安保法制は、支那と韓国が推し進めているのである。

 

いくら戦争の不安を訴えようが、日本の有権者は戦後70年、外交問題で、憲法問題で、安全保障問題で、政権を交代させたことなんかただの一度もない。

戦後日本で、政権交代したのは、自民党が票数を減らしたのは、税金、年金、株価、景気などなどの経済問題の失敗、または、贈収賄だの失言だの政治スキャンダル、のどちらかだけ。他の理由はない。

60年安保闘争最高潮で、国会議事堂前で左翼と警察が大乱闘を繰り広げても、経済状況は良かったから、全国の有権者は安倍ちゃんのお祖父さんに投票したのである。

 

もし、日経平均株価が2万円越えを維持するのなら、日本国民は安保法制を黙認するだろう。

メフィストフェレス日経平均30000円越えを実現すれば、極東のファウスト博士は憲法9条を黙って差し出すのである(笑)。

 

つまり、SEALDsは国民全体から見れば少数派だし、憲法が命じる民主主義の理念からも、実力のうえでも、自民党に勝てない。

 

じゃあ、どうする?・・・敵から学べばいい。

 

百田尚樹氏、集団的自衛権で持論展開「解釈より国民守るにはどういう憲法が正しいのかが大事」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 憲法の解釈がどうこうというより、国民の命と国土を守るためには、どういう憲法が正しいのかというのが大事なのであって、そういうことは誰も書かない。産経新聞は書くかもしれないが。朝日新聞毎日新聞は絶対書かない。

 

おなじみ永遠のゼロ(笑)が良いアドバイスをくれている。

そう、「憲法の解釈がどうこうというより、国民の命と国土を守るためには、どういう憲法が正しいのかというのが大事」なのだ。

 

第九条2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 

この条文は、改憲派の言う通り、現実の政治、世界情勢から見れば、明らかに無理がある。

自衛隊も、個別的自衛権も、かなり無理のある解釈改憲であり、厳密に言えば、安倍ちゃんの集団的自衛権・安保法制と同じく、憲法違反である。

理屈のうえでは「非武装中立」が最も合憲である。でもそれは現実的ではない。

 

究極的には、護憲が目的ではない。平和が目的なのだ。

どうせ、民主主義的には安倍ちゃんの勝ちなのだ。

だったら、集団的自衛権を阻止するためなら、

日本が(少なくとも海外で)戦争しないためなら、

日本国憲法を捨ててもいい、

民主主義を捨ててもいい、

国民主権を捨ててもいい、

、、、そこまで覚悟できるか?・・・である。

 

いや、別に命を賭けろ!というのではない。

皆さんに死の危険はない。死ぬのは憲法の方だ。

 

#SEALDs は北一輝になれるか?~安保法案を潰したければ、天皇陛下に反戦平和を直訴せよ。 - 在日琉球人の王政復古日記

に続く。