物語の時間的には最初になるEP1は、通商連合のナブー侵略から始まる。
リベラル政治映画「STAR WARS / スター・ウォーズ」(その1)~白人男性だらけの銀河帝国。 - 在日琉球人の王政復古日記
の続き。
ヒロインのパドメ・アミダラはナブーの女王。
メイクから明らかに、アメリカ人がイメージする「東洋」である。
清国・西太后
名前からしてアミダラ=阿弥陀というわけで、そのモチーフの一つはおそらくはダライ・ラマだろう。
王位も、血族相続ではなく、神秘的な一種の有資格者継承なわけで、正にダライ・ラマである。
ただしナブーのイメージは乾燥した山岳地帯ではない。あの亜熱帯なジャングルのイメージは、ズバリ、東南アジアだ。
つまりパドメのキャラ設定は、ミャンマーのアウンサンスーチー女史である。
対する通商連合。
もしEP1が1980年代の作品なら、間違いなく、正体は日本だっただろう(笑)。しかし21世紀の映画なんで、日本は悪役ではない。
ナブー(チベット、東南アジア)を侵略する、商売上手な種族。
共和国(アメリカ)の通商政策や貿易ルールを破る闇商人。
つまり、通商連合は華僑=支那である。
ガンレイ総督をはじめとするニモイディアンたちの帽子は、中華帝国官僚つまりは「儒者の冠」のイメージだろう。
となると、ドロイド軍は人民解放軍だ(笑)。
ところで、なんで、共和国の兵隊がクローン(=ヒト)で、分離主義者の兵隊がドロイド(=ロボット)なのか?
配役が逆でも良さそうだが、おそらく戦闘シーンの都合だと思う。
共和国の敵のやられキャラは、ジェダイのライトセーバーで切って切って切りまくられる役周りである。
日本人はチャンバラで人間が切り殺されるシーンには慣れていて、ことさら残虐は感じないが、アメリカ人にとっては、たとえ敵でも、ヒトの姿をしたクローンを刀でバッタバッタと切りまくると、ジェダイが残虐な殺人鬼に見えてしまうんだと思う(笑)。銃殺よりは刃物の殺しの方がスプラッタ度が高いのだ。
ドロイドなら、しょせん人形なんで、どれだけ切っても、機械がぶっ壊れるイメージなんで抵抗がないのだろう。
ただし、現実世界の「パドメ・アミダラ女王」はその後、「シスの暗黒面」に堕ちた。
スーチーはハーグでロヒンギャ虐殺を否定し、ノーベル平和賞を裏切った | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
2019年12月12日(木)
<ハーグの法廷に出廷し、軍部によるジェノサイドを否定>
ノーベル平和賞は、受賞後の行いを保証しない。
(略)ミャンマーの民主化運動の旗手で、長年自宅軟禁されていたスーチーは、1990年代には人権と民主主義のシンボルとして国際社会に高く評価されていた。だが近年の行動は彼女を支持し尊敬していた人たちを驚かせている。イスラム教徒の少数民族ロヒンギャを1万人以上殺害し、数十万人を国外逃亡に追いやったジェノサイドは、ミャンマー軍指導部が主導した組織的犯罪であることを示す圧倒的な証拠がある。それにもかかわらずスーチーは、かつて自身の敵だった軍指導部と手を組むようになっているからだ。
スーチーは12月10日、ハーグの法廷で、ジェノサイドの目撃者が集団レイプや子供たちの虐殺、一家全員を生きたまま焼き殺すなどの残虐行為について証言を行う間、表情ひとつ変えずに聞いていた。そして翌11日証言に立ち、ジェノサイドという非難は「誤解を招く」ものだと主張した。ミャンマー西部のラカイン州で行われた軍事作戦は、ロヒンギャの武装集団が警察を襲撃したために始まった過激派掃討作戦だ、というのだ。
ダース・ベイダーの母の正体はシスの暗黒聖母だったのである。
リベラル政治映画「STAR WARS / スター・ウォーズ」(その3)~「シス=ネオコン=共和党」VS「ジェダイ=リベラル=民主党」 - 在日琉球人の王政復古日記
リベラル政治映画「STAR WARS / スター・ウォーズ」(その4)~ #安保法案 とジャージャービンクス、イウォーク、グンガン、ジャワ、サンドピープル。 - 在日琉球人の王政復古日記
(まとめ)リベラル政治映画「STAR WARS / スター・ウォーズ」 - 在日琉球人の王政復古日記