在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

#ミャンマー 軍VS #アウンサンスーチー VS #ロヒンギャ ~軍は経済と人材を食い潰す~民主化しても #ポピュリズム

ミャンマー国軍、権力掌握を宣言 アウンサンスーチー氏らを拘束 - BBCニュース

2021年2月1日
ミャンマー国軍は1日午前、「軍が国家の権力を掌握した」と宣言した。与党・国民民主連盟(NLD)によると軍はこれに先立ち同日朝、同党を率いるアウンサンスーチー国家顧問(75)らを拘束した。ミャンマーでは昨年11月の総選挙結果をめぐり、与党と国軍の緊張が高まっていた。
(略) 

 

アウンサンスーチー氏、虐殺の訴えは「不完全」 ロヒンギャ裁判で反論 - BBCニュース

2019年12月12日
ミャンマーの指導者アウンサンスーチー国家顧問兼外相は11日、国連の国際司法裁判所(ICJ)に出廷し、同国軍が少数民族ロヒンギャにジェノサイド(集団虐殺)を行ったとの訴えに「不完全で不正確だ」と反論した。
仏教徒が多数派のミャンマー(旧ビルマ)では2017年、イスラム系のロヒンギャに対し、軍が掃討作戦を実行。数千人が死亡、70万人以上が隣国バングラデシュへ逃亡した。
国際社会からは残虐行為との批判が上がり、矛先はノーベル平和賞受賞者アウンサンスーチー氏にも向けられている。
従来の主張をなぞる
アウンサンスーチー氏は法廷で、多くのロヒンギャが暮らしていた西部ラカイン州の問題は、何世紀も前にさかのぼると指摘。
ミャンマー政府は、同州における過激派の脅威と戦っており、暴力行為は「内政上の武力衝突」だと主張した。
これは、同国のかねてからの立場を維持するもの。
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この日、アウンサンスーチー氏はほんの一瞬、ビーク特派員がこれまで聞いたことのなかった自責の念を示した。ロヒンギャの名前は出さずに、バングラデシュに逃げた人々の「苦難」について語ったのだった。
それでも、前日に3時間にわたってアウンサンスーチー氏が耳にした、集団殺害やレイプ、放火の証言については、ひとことの言及もなかった。
自由を奪った軍を擁護
かつて民主主義の象徴として国際的に称賛されたアウンサンスーチー氏は、ロヒンギャに対する軍事作戦が始まる前の2016年4月から、ミャンマーの実質的な指導者をつとめている。
軍に対する直接の権限はもたない。しかし国連の調査団は、アウンサンスーチー氏が掃討作戦に「共謀していた」とみている。
アウンサンスーチー氏は今回、自分を長年にわたり自宅軟禁していた軍を擁護するため、法廷に立っている。
難民たちの受け止めは?
バングラデシュ・コックスバザール県のクトゥパロン難民キャンプでは、テレビで法廷の中継を見ていた難民たちから、「うそつき、うそつき、恥を知れ!」と大きな声が上がった。
「彼女はうそつきだ。とてつもないうそつきだ」。アブデュル・ラヒーム氏(52)は、コミュニティセンターでそう話した。
一方、ハーグの裁判所の近くでは、ロヒンギャ支援のデモ隊が、「アウンサンスーチー、恥を知れ!」と声を張り上げた。
アウンサンスーチー氏とミャンマー政府を支持する約250人も裁判所前に参集。アウンサンスーチー氏の顔と「あなたの味方だ」の文字が書かれたプラカードを掲げた。
呼びかけ人の1人で、現在はヨーロッパで暮らすビルマ国のフォフュタント氏は、「世界はアウンサンスーチー氏に対し、もっと辛抱強くあるべきだ」とBBCに語った。
「私たちは彼女を支持し、今も信じている。私たちの国に平和と繁栄をもたらし、このとても複雑な状況を解決できるのは彼女しかいない」
原告はアフリカの小国
この裁判では、イスラム教徒が多数を占める西アフリカの小国ガンビアが、多くのイスラム教国を代表して原告となっている。
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まず、最初の最初に、ミャンマー情勢に対して一番詳細な記事を載せているのがBBCだという現実。

なぜか? イギリスがミャンマーを植民地にしていた旧宗主国だからだ。

パレスチナ問題がイギリスの植民地政策や外交が始まりだったように、ロヒンギャだってイギリスの植民地政策が深く関わっている。

鬼畜外道だとミャンマー人だけ叩けば済む話でもない。イギリス人だって大きく責任がある。

宗主国と植民地。日本と韓国だけの話ではないのだ。

 

ロヒンギャ人は悲惨だがそれでもイスラムゆえに世界中に仲間がいる。

アイヌ琉球人のように仲間がいない少数民族はもっとしんどい。

 

発展途上国の軍隊は、宗主国相手に独立戦争を戦ったり、隣国相手に領土紛争を戦ったりしてた時代は遠い昔で、今や彼らの暴力が向かう先は、自国の少数派や自国の国民相手だ。

ミャンマーに限らない。隣国タイも同じ。中東も同じ。アフリカも同じ。

ロシアのプーチンさんも、支那人民解放軍も、外国相手の安全保障より、自国民を抑圧するための仕事の方がはるかに大きい。

ラテンアメリカもかつては同じだった。お隣り韓国も同じだった。

実は日本も同じだった。1945年まで、軍隊が政治に関与して動かしていた。

 

歴史的には、軍隊が政治に関与する軍事独裁体制から、独力で抜け出せる国の方が少ないのである。

 

ミャンマーみたいな騒動では、国民の自由とか民主主義とかが問題にされるが、軍隊の政治関与で一番問題なのは、 経済なのだ。

 

軍隊が政治に関与すると、まず、国家予算が軍隊に食い潰される。

軍人の給料も、輸入される武器も、経済にはほとんど役に立たない。全部赤字だ。

国家でやるべき、インフラ建設も、国民教育も、予算が無くなって、できなくなる。高速道路も上下水道も電話網もない。国家の経済成長がますます遅れる。

 

さらにもっと問題なのは、国内の限られた優秀な人材を軍隊が集めてしまう。

戦後の日本企業を立ち上げた人たち、大きくした人たちも、戦前だったら、陸軍士官学校海軍兵学校に入って、その才能を軍事に浪費する。

松下幸之助本田宗一郎盛田昭夫もその後輩たちもいない戦後日本が、歴史通りの高度経済成長できたとは思えない。

逆に石原莞爾山本五十六も、戦後ならビジネスを立ち上げ、モノやサービスを売って大儲けし、国民の雇用を増やし、税金をたくさん納めたかもしれない。

あ、石原莞爾はその苛烈な気質と才能の故、ビジネスじゃなく新左翼イデオローグになって、日本資本主義に大騒動を起こしたかもしれない(笑)。

 

日本も戦争に負けたからこそ、GHQによって軍隊を強制的に解体できた。

敗戦が無ければ、仮に民主化しても、既得権益のカタマリである帝国陸海軍の解体はほとんど不可能であり、予算と人材を食い潰されて、経済成長も社会福祉も無かっただろう。

韓国が経済成長できたのも、もちろん朴正煕が開発独裁で築いたインフラも大きいが、その後、絶妙なタイミングで軍政が終わり、人材がビジネス界に流れたことも大きい。

 

そして何とか軍政を終わらせ、軍隊の政治関与を抑え込んでも、次は、ある意味もっと厄介な「国民」が待っている。

民主主義になったら、それで、オールOK!、みんなハッピー!、にはならない。

 

ロヒンギャ人を強姦して虐殺している主体は、ミャンマー国軍だけではない。ミャンマー国民なのだ。

軍事独裁の名のもとに、ロヒンギャ人を殺戮しているのではない。

民主主義の名のもとに、ロヒンギャ人を殺戮している。

クーデターに反対して、自由を!民主主義を!と叫んでるミャンマー人が、「あいつらは寄生虫だ!」と叫んでロヒンギャ人を虐殺する。

軍政に反対してミャンマー軍に軟禁されていたアウンサンスーチーが、ミャンマー国民の支持を受けてロヒンギャ人を虐殺する。

 

民主主義とポピュリズムに境界線はない。ミャンマーだけの話でもない。

 

アメリカ軍が全く関与してないのに、民主主義の国民投票でトランプが大統領になったし、その民主主義で選ばれたトランプがQアノン=国民を煽って議事堂に乱入させた。

 

戦前、日本人が犯した朝鮮人への最大・最悪の犯罪は、日韓併合でも慰安婦でもない。関東大震災における朝鮮人虐殺だろう。

併合で朝鮮は経済成長したし、慰安婦には給料を支払ってる。プラスがゼロだったわけではない。

しかし関東大震災朝鮮人虐殺はマイナスしかない。ノストラダムスのような予知能力がない限り、朝鮮人は震災前に井戸に投げ込む毒物は用意できない。100%純粋に日本人の犯罪である。

そして加害者の主体は日本軍ではなく日本の民衆だった。日本軍が殺したんじゃない。日本人が殺したのである。ミャンマーロヒンギャ人と同じだ。

 

関東大震災の被害者の末裔で、自意識過剰なほど(笑)自前の民主化を自慢する韓国人も、

いまだに真相究明という名の狂乱と復讐を止められないセウォル号沈没事故、

何の犯罪で懲役20年もの重罪なのか?サッパリ不明な朴槿恵前大統領、

検察改革の名のもとに、大統領やりたい放題の第2検察に賛成、

南北融和の名のもとに、対北ビラを禁止して、言論の自由を弾圧、

そして、21世紀になってから急に始まった旭日旗批判、主権免除否定の慰安婦裁判、などなど無理スジの反日感情

を見れば明白なように、ポピュリズムに首までつかっている。しかも本人たちは過剰なナショナリズムと民主主義の区別がつかない。

韓国は民主化しても、いや民主化したからこそ、ナショナリズムの暴走は止まらない。ロヒンギャ人を殺すミャンマー人と同じだ。

 

まあ大規模虐殺が無いだけ、戦後日本も、令和韓国も、ミャンマーよりは先進国、とも言えるが。

 

良い意味でも、悪い意味でも、アウンサンスーチーは民主主義=ポピュリズムの象徴である。

 

アウンサンスーチーは、トランプに投票したアメリカ人でもあり、関東大震災で狂乱した日本人でもあり、反日感情を抑えきれない韓国人でもある。

フランス革命が本当に正しかったのか?民主主義は本当に正しいのか?という悩みは終わらない。

もちろん、フランス革命が失敗していたとしても、民主主義無き世界が天国になったわけでもない、ということもまた明白なのだが。

 

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