在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

東京五輪8,595km障害物フライト競争ポーランド対ベラルーシ(成田→ワルシャワ)~クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手

https://www.travel-zentech.jp/world/map/Belarus/image/Map_of_Belarus_and_neighboring_countries.gif

 

ポーランドが亡命を受け入れた。成田に着いた。大丈夫、

だと思いたいが、「万が一」はある。

 

帰国拒否のベラルーシ五輪選手、成田空港に到着 | ロイター

2021年8月4日
[東京 4日 ロイター] - 意思に反する帰国指示を拒否し、亡命を求めていたベラルーシの五輪代表、クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(24)が4日朝、東京都内のポーランド大使館を出発し、千葉県の成田空港に到着した。ロイターの記者が確認した。
(略)
事情に詳しい関係筋は、ツィマノウスカヤ選手が日本時間午前10時20分成田発のLOTポーランド航空80便(ワルシャワ行き)に搭乗する予定だと明らかにした。 

 

本当に、LOTポーランド航空80便に搭乗してもいいのだろうか?

 

行方不明のベラルーシ人活動家、首つり状態で発見 ウクライナ 写真8枚 国際ニュース:AFPBB News

2021年8月3日
【8月3日 AFP】(更新、写真追加)行方不明になっていたベラルーシ人活動家が、ウクライナの首都キエフの公園で首をつった状態で発見されたと、現地警察が3日、発表した。殺人事件として捜査を開始したという。
 警察当局は、「キエフできのうから行方不明になっていたベラルーシ人のビタリー・シショフ(Vitaly Shishov)氏がきょう、住んでいた所からそう遠くないキエフの公園で、首をつっている状態で発見された」と発表した。
 シショフ氏が代表を務めるNGOウクライナベラルーシの家(Belarusian House in Ukraine)」によると、シショフ氏は2日朝、ジョギングに出かけたまま戻らず、携帯電話にかけても応答がなかった。
 人権団体ビアスナ(Vyasna)はシショフ氏の友人らの話として、同氏は最近ジョギング中に「見知らぬ人物」に後をつけられることがたびたびあったと、メッセージアプリ・テレグラム(Telegram)に投稿した。
 ベラルーシでは昨年の大統領選で、アレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領が6期目の当選を果たしたと主張し、これに抗議するデモが発生。ルカシェンコ氏は以来、あらゆる反政府活動を弾圧してきた。
 多くのベラルーシ人が、隣国ウクライナポーランドリトアニアに避難している。(c)AFP

 

暴行、逮捕、拘禁までは良いのだが(良くないが)、暗殺を始めたら、ミャンマーと同じである。

秘密警察か、雇ったマフィアか、は知らないが、「現場のやり過ぎ」だとしても、政府の統制が効かなくなっていることになる。

 

ベラルーシ、旅客機を緊急着陸させ反体制派拘束: 日本経済新聞

2021年5月24日
【モスクワ=石川陽平】アテネからリトアニアに向かっていた欧州格安航空会社(LCC)最大手ライアンエアーの旅客機が23日、ベラルーシの航空管制当局の指示によりミンスクの空港に緊急着陸した。着陸後、乗客でベラルーシの反体制派メディアの創設者が身柄を拘束された。欧州各国がベラルーシを厳しく非難している。
タス通信ライアンエアーの話として、ベラルーシの航空管制当局が目的地のビリニュスに近づいていた同社の旅客機に対し、機内に爆発物が仕掛けられた可能性があると警告し、ミンスクの空港への着陸を指示したと伝えた。着陸後に危険物は発見されなかった。
(略)
ライアンエアー緊急着陸とプロタセビッチ氏の拘束は、ルカシェンコ大統領が指示したとみられている。国営通信のベルタによると、同大統領の命令でミグ29戦闘機が緊急発進し、ライアンエアーの旅客機をミンスクの空港に誘導した。同機には約170人の乗客が搭乗していた。
(略)

 

民間人の乗った外国の旅客機のハイジャックなんて、独裁国家でも、普通はやらない。シャレにならない禁じ手だ。

しかも、それで捕まえた人間も、反体制派ではあるが、北朝鮮金正男ミャンマーアウンサンスーチーイラン革命前のホメイニ師みたいな、反体制政府の政府首班候補の大物ではなく、若いジャーナリストである。申し上げては失礼だが、小者である。

ゲットした獲物に比べて、ケンカを売った外国がリトアニアポーランド、ドイツで、費用対効果が悪すぎる。

 

独裁者が計算度外視するようになったら、危ない。側近のアドバイスを聴かなくなってる可能性がある。

 

ツィマノウスカヤ嬢の登場したLOTポーランド航空80便に、ロシア上空でちょっかい掛ける可能性は、普通はゼロだが、あり得ない前科のあるベラルーシはゼロとは言い切れない。

プーチンが黙認するとは思えないが、ワルシャワに着陸するまでは、空の上である。