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在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

遺骨に熱々のおにぎりを~ガダルカナル戦没者の3分の2約1万5千人は戦死ではなく【餓死】である。

01.歴史 12.ヤマト/天皇制

たとえば、某居酒屋チェーンのようないわゆるブラック企業で、無茶な勤務の末に過労死した人を、国会議員にもなった名物社長が「わが社の経営理念に共鳴した功労者」と顕彰したら、死んだ当人は喜ぶのか?、貴方が家族なら感謝するのか?、つーことだわな。

70年の時を経て「堂々」初の艦隊帰還…「ガダルカナル戦没者遺骨」かつては飛行機の貨物室だった - 産経WEST

 

もちろん、遺骨は「堂々」と帰還していただくべきだと思うが、

運んでる国のほうは、恥ずかしそうに運ぶべきである。

皇軍兵士をガダルカナルで骨にした責任の3分の2は大日本帝国にあるんだから。

 

大東亜戦争最悪数え歌の中でもトップ3には入るだろう、ガダルカナル島の戦い

大日本帝国 戦力:36204名 戦死:22493名。

アメリカ 戦力:60000名 戦死:6842名。

 

皇軍は投入戦力の2/3が死亡。

通常、近代陸上戦闘は、総員の3割が損耗したら戦闘能力を失うとされる。


皇軍・死者行方不明者、約20000名の内、
直接戦闘いわゆる戦死、つまりはアメリカ軍に殺されたのは、約5000名。
残り約15000名は、餓死と病死である。病死も大半は栄養失調による発病だから、要は全員が餓死だ。

 

ガダルカナルの全皇軍兵士の半分以上は、撃たれて死んだのではなく、飢えて死んだ。

約5ヶ月で国民を15000人も飢え死にさせるなんて、毛沢東中国共産党を笑えない。

 

それもこれもロジスティックスを軽視し、もはや自国の能力を超えた遠方にまで兵隊を起こりこんだ日本の戦争指導者と作戦担当者の責任である。

「1試合に10本ホームランを打てば、試合に勝てる!」なんていう計算の監督は、そもそも日本シリーズで指揮してはいけないのである。

 

さらにガ島撤退作戦中、動けないほど衰弱した傷病兵は「生きて虜囚の辱めを受けず」ということで、手榴弾による「自決」を勧められるか、手さえ動かない病人は(おそらく味方の銃剣で)「処分」された。

その自決者・処分者の人数は不明だが、100や200では納まるまい。

撤退作戦前の玉砕・自決はさらに数に入ってない。

 

銃を持つ手も動かず、もはや敵はアメリカではなく、湿ったジャングルの中、飢えと下痢に苦しみぬいて死んだ15000柱の英霊は、

補給も出来ない場所へ30000人もの同胞を送り込んだ【英霊】と

一緒くたに祀られている。

 

そしてその「同居」を全面的に賛同しているのが日本の愛国者の皆さんである。

過労死した雇われ店長を、彼の労働でウマイ汁を吸った居酒屋チェーンの社長と、同じ墓穴に埋めようというわけだ。

 

「おかえりなさい。今の日本を築いてくれたのは貴方たちです」と、普段は、脳味噌がお花畑(笑)の9条護憲派を馬鹿にしてる、リアリストのはずの皆さんが妙にメルヘンチックにお涙頂戴な感傷に浸ってるが、

 

残念ながら、ガダルカナル戦没者は今の日本の半分しか作っていない。

残りの半分は「皇軍ガダルカナルに送って戦没者に変えた連中」が作ったのだ。

 

冷徹にリアルに考えねばならない場面ほどメルヘンに逃げる、自称リアリストが一番始末に負えない。

 

遺骨には、食いきれないほどでかい熱々のおにぎりを、供えてあげて欲しいものである。