<妊娠中退>子供のためにも卒業支援を…NPO世話人ら発信 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
2017/7/14(金)
「高校生が妊娠したら即退学、でいいのか」。シングルマザー支援や貧困問題に取り組む関係者らから、そんな声が出始めている。妊娠した生徒の多くは自主退学の扱いで高校を去るが、国や自治体は実態を把握していない。専門家は「そのまま放り出されれば生活に行き詰まる可能性が高く、生まれる子にも貧困が連鎖する」と対応の改善を訴える。【黒田阿紗子】
昨年春、NPOの立場で政策提言に取り組む「全国子どもの貧困イニシアチブ」の世話人3人は、議論するうち、日々の活動で同じ問題意識を持っていることに気付いた。
「将来設計できない愚か者」とは、
状況に流されて、性欲が制御できないボンクラ野郎を拒否できず、中出しでやっちゃった、確かに賢明ではないが、しかし、着床能力があり、年齢も若く、つまり2人目3人目も期待できる、未来の「母親」、ではない。
「将来設計できない愚か者」とは、
少子高齢化で国が滅びかけてるのに、自発的に「若い日本人」を生産してくれる「愛国者」に対して、薄っぺらいペラペラの道徳観と、他人の様々な人生を許容できない狭い了見で、攻撃する人々である。
しかも、こういう人に限って、外国人移民がイヤで(笑)、「国益」という言葉が大好きで(笑)、さらに、ご本人は子無しの独身だったりする(笑)。
真の「国益」に貢献しているのはどっちなのか?、言うまでもない。
「昔から妊娠した高校生は中退するのが当たり前になっているけれど、中卒と高卒では収入に差が出る。むしろ中退させないよう自立に向けて支えるべきでは?」と1人親を支援する「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」の赤石千衣子理事長。子どもの学習支援に取り組む「キッズドア」の渡辺由美子理事長、保育事業などを手掛ける「フローレンス」の駒崎弘樹代表理事も賛同し、ブログなどで発信を始めた。
妊娠を機に高校をやめ、パートナーとの新生活や子育てに夢を膨らませる生徒もいるが、現実は厳しい。夫婦が離婚する割合は10代後半が最も高く、シングルマザーになれば多くは生活に困窮する。改めて高卒の資格を取るにも、サポート校に通うのはお金がかかる。中卒でも働き口があった時代とは違い、生活保護に頼るか、性風俗業を選ばざるをえないケースも珍しくない。
だが、高校側は通学の継続に抵抗感が強い。全国の産院でつくる「あんしん母と子の産婦人科連絡協議会」の鮫島かをる事務局長は、妊娠した生徒が担任教諭に「高校を続けたい」と相談したところ「他の生徒に悪影響が及ぶ。誰にも言わないでおいてあげるから自主退学しなさい」と言われたケースに直面した。「内緒で中絶すれば続けられ、産むと退学に追い込まれるのはおかしい」と憤る。
「私、夢とかないんだよね。他に夢が見つけられてたら、子どもを産むのは今じゃなかった」。生活困窮者支援に取り組む一般社団法人「インクルージョンネットかながわ」の鈴木晶子代表理事は、女子高校生のこんな言葉が忘れられない。
彼女は「大学に行くお金はないから、18歳で自立しなさい」と言われて育ち、中退後も親を頼れなかった。「貧困で選択肢を狭められ目標が持てないと『家庭』に憧れやすい。これが若年妊娠の背景にある」と鈴木さん。「生まれてくる子のために高校を卒業しよう、と思わせる支援が必要。国は実態を把握して服装や出席日数など配慮すべき例を示し、本人の退学の意思が強いなら、生活相談や資格取得の支援につなげるべきだ」と訴える。
◇自治体、実態調査なく「学ぶ権利を奪わないで」
文部科学省によると2015年度の高校中退者は全体の1.4%の約4万9000人。「妊娠」は理由を調べる項目にないため、どの程度含まれるかは不明だ。人口動態統計では、16年に10代の母が産んだ子は1万1095人に上る。
在学中に妊娠しても高校をやめなければならない規則はない。文科省は「学業継続の意思がある場合は、母体保護を優先して教育上必要な配慮を行う」との立場だが、15年には岩手の県立高が「妊娠は退学処分」との内規を設けていたことが発覚した。妊娠を「問題行動」と捉える風潮は学校現場で根強い。
三重県内の高校の養護教諭(53)によると、保護者が「娘を好奇の目にさらしたくない」と退学を申し出ることもあるという。教諭は生徒に通信制などへの転学を勧めるが「妊娠したら学校を続けるべきでない、という社会の雰囲気がある」と指摘する。
子どもの権利に詳しい山下敏雅弁護士(東京弁護士会)は「生徒や保護者には、退学を促されても断れるという認識が薄い。学習権は全ての子に等しく保障されていることを社会が理解すべきだ」と話す。
少子高齢化の日本、妊娠してくれただけでも、出産してくれるだけでも、ありがたい。
財政危機の日本、可能ならば、経済的に自分で子供を育ててもらえれば、国家も納税者も大助かりである。
つまり、国家も納税者も、彼女には生活費と養育費を自分で稼いでもらいたい。
就職には、高校中退より、高校卒業の方が有利である。高校中退よりは高校卒業の方が求人も多いし、待遇も良いし、稼いでくれれば、税金まで払ってもらえる。
そして、彼女に高校卒業資格を与える事務処理で、国家のコストは増えない。
それを、多数派のライフプランからちょっと外れただけのことで、わざわざイジメて、選択肢や権利を奪って、経済弱者に仕立て上げて、自活できなくして、本人も、赤ん坊も、国家も、納税者も、いったいどこの誰が得をするのか? 全員が損をするのである。
正直にいこうじゃないか。
高校の勉強なんて、学校の出席日数なんて、どうでもいい。
授業の内容なんて、卒業して数年経てば、全部忘れる(笑)。それで困った人はいない。
高校の勉強内容が重要なのではない。高校の卒業資格が重要なのだ。
妊娠したら中退、なんて、対応がまったくの正反対である。
逆だ。
妊娠した女学生は、休学しても出席しなくても単位取得として扱う。
出産した女学生は、無条件で高校卒業資格を付与する。
それくらいの優遇措置は当たり前である。
日本は少子高齢化で困ってるんだから、出産意思のある、出産能力のある、出産経験のある「若い母親」は、国の宝であり、特権階級なのである。
どうせ、少子化で生徒は減り、教室はガラガラではないか。
高校に託児所を併設すればいいのだ。
出産した高校生が勉強している間、高校で赤ん坊を預かればいいじゃないか。
高校周辺だって、託児所や保育園が足りなくて困ってるはずだ。
ご近所の皆さんの赤ん坊も幼児も、高校託児所で預かればいい。
そして、まだ中出ししてない女子高生も、避妊に成功している女子高生も、まだやってない女子高生も、どうせ、将来「やらかしてしまう」可能性が大いにあるんだから、赤ん坊の世話の練習を、高校の正規授業として組み込めばいいのである。
微分積分、関係代名詞、李白の漢詩より、まずはオシメの替え方が先だ。
こういう授業ならば、数年経っても、必ず役に立つ時が来るだろう。
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