【彦根警察官射殺】19歳元巡査「書類訂正を何度もさせられ、ストレス爆発」と供述 - 産経WEST
2018.5.2
滋賀県彦根市の交番で井本光巡査部長(41)=警部昇任=が射殺された事件で大津地検は2日、殺人と銃刀法違反(発射、加重所持)の疑いで部下だった元巡査(19)=同日付で懲戒免職=を大津家裁に送致した。県警によると「書類訂正を何度もさせられ理不尽に思えた。犯行直前も書類の指導を受け、ストレスのようなものが一気に爆発した」と供述している。
元巡査は井本巡査部長の指導について「嫌がらせを受けていると感じた」と説明。一方で「とても申し訳ないと思っている。いつか遺族に直接謝罪したい」と話している。
平成30年。教わる立場の巡査が、教育係の巡査部長を、銃で射殺する。
元禄14年。教わる立場の大名が、教育係の高家筆頭を、刀で切り付ける。
平成彦根交番射殺の一幕で、加害者の巡査は悪くない、被害者の巡査部長の教え方が悪かったんだ、なんて主張はほとんどない。もしもあったら炎上確実だろう。
しかし、元禄刃傷松の廊下は、加害者の大名は悪くない、被害者の高家筆頭の教え方が悪かったんだ、という主張が延々何と300年も続く。
まあ戦国の世なら、斬るも斬られるも、武士の日常。たとえ何の落ち度もなく襲われ殺されたって、武士なら自己責任と言えるが、
泰平の世、やるべき仕事をやってるだけで、精神的に問題を抱えた他人に切り付けられ、まあそれだけならまだ不幸な事故でよくある話だが、第三者から無茶苦茶な理屈で「悪いのは斬られた方だ」と罵られ続けて300年。
彦根の逆ギレ巡査の凶行に怒り、被害者の巡査部長に同情する、平成の皆さんも、
元禄の逆ギレ事件では、明らかに言動がおかしい逆ギレ大名に同情し、何一つ悪いことをした証拠がない被害者の高家筆頭に罵詈雑言なのである。
吉良上野介ほど不運な人物も珍しい。
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