在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

イスラエル、パレスチナ、クリスチャン・シオニズム(その3)~王国再建→携挙→ハルマゲドン→再降臨→千年王国→最後の審判

イスラエル、パレスチナ、クリスチャン・シオニズム(その2)~ナショナリズム、×親ユダヤ主義→○反ユダヤ主義 - 在日琉球人の王政復古日記

の続き。

 

そのイングランドプロテスタントナショナリズムピューリタン革命からシオニズムが出てくる。

プロテスタントは聖書の現地語翻訳運動でもある。

カトリックの聖書はラテン語ギリシャ語であって、神学者以外は読むものではなく、拝むものだった。意味不明でもありがたい仏教のお経と同じだ。

しかし翻訳で一般人も読めるようになる。すると、プロテスタントは聖書の中にユダヤ人に関する大量の記述に出くわす。

今まで単なる異教徒だったユダヤ人が、プロテスタント信仰の重大な障害になる。

自分たちより神に近い存在は許せない。ゆえにユダヤ人は根絶やしにせねばならない。

一つはロシアのポグロムナチスホロコースト、生物学的解決だ。

もう一つがユダヤ人改宗、宗教的解決だ。

 

ユダヤ人はどうなったら改宗するのか?、イエスを受け入れるのか?、聖書に方法が書いてある(と、プロテスタントは解読・解釈した)。

最後の審判の実現だ。そのためにはユダヤ王国の再建が必要だ。ゆえにユダヤ人はエルサレムに帰還せよ。シオニズムの誕生である。

この神学がイギリスからアメリカに流れて大流行する。キリスト教福音派・クリスチャン・シオニズムである。

 

1948年建国のイスラエルが国家基盤が確立したのが、1967年第三次中東戦争だった。

ホロコーストの負い目から、イスラエルによる1948年の暴力は黙認した欧米リベラルも、1967年の極悪非道・鬼畜外道に目が覚める。

 

イスラエルの美人議員「パレスチナの母親は皆殺しにすべき!」

2014/07/19
今回はちょっと真面目な記事。ここ数週間(2014/07)でパレスチナが危機的状況に陥っていることは、さすがに日本のメディアも僅かながらも時間を割いて紹介するようになった。報復の応酬はもはや止めどなく、俯瞰で見ればそれは圧倒的な火力を誇るイスラエル側の“虐殺”とも写る状況だ。
そんななかイスラエルの国会議員がFacebook上にアップしたコメントが波紋を広げている。

彼らは皆、我々の敵であり、その血は我々の手によって垂れ流されるべきなのだ。そしてそこには地獄に送られた殉教者の母親たちも含まれる。母親たちも皆一緒に地獄に行くべきだ。そうでもしないと、また小賢しい〈ヘビ〉たちが生まれ育てられるだけだ。

つまりこの紛争を終わらすために、パレスチナの母親を皆殺しにしろと言っているのです。
ちなみにこの発言者はイスラエルの極右政党に属する女性議員のアイェレット・シャクド氏。38歳の女性議員の発言です。
▼Ayelet Shaked アイェレット・シャクド氏▼
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この発言に対してトルコのエルドアン首相が「彼女とヒットラーの違いは何なのだろうか?」とコメントしました。
実はこの手の発言はイスラエル内では決して珍しいものではありません。極右的な勢力が政治的にも一定の権力を保持しているのが現状なのです。それでも一見すると上品な女性が「パレスチナの母親は皆殺し」と誇らし気に発言する事態に、何かおぞましいものを見たような気分になります。
(略)

 

日本の新潮45潰し・杉田水脈ちゃんも、韓国のソシオパス詐欺師・尹美香ちゃんも、イスラエルに比べたら全然甘ちゃん。

 

ユダヤ人は可哀想な無垢な被害者ではなく、暴力を持たせたら、ナチスと変わらない。

ナチスの欧米リベラルがイスラエル贔屓を止めてしまった。

 

英国政治~イスラエル・シオニズムVS左翼・イスラム教徒~EU残留派VS離脱派(Brexit) - 在日琉球人の王政復古日記

 

労働党と「反ユダヤ主義」- なぜユダヤ人が問題になっているのか - 英国ニュース、求人、イベント、コラム、レストラン、ロンドン・イギリス情報誌 - 英国ニュースダイジェスト

7 June 2018
(略)
労働党反ユダヤ主義的として批判されたきっかけは、同党のナズ・シャー下院議員が、議員になる以前の2014年にフェイスブック上で、イスラエルを米国に移動させる画像に「問題解決」とコメントを付けていたことが、2016年に発覚したためです。イスラエルという国の否定にも繋がるため、「反ユダヤ主義」として批判されました。その後、元ロンドン市長のケン・リビングストン氏が、同議員の発言を「反ユダヤ主義とは思わない」とした上で、「ナチス・ドイツヒトラーが1932年の選挙に勝利したとき、ユダヤ人はイスラエルに引っ越すべきだと述べていた」と発言します。「頭が狂って600万人のユダヤ人を殺害する前、ヒトラーシオニズムを支援していた」のだと。まるで、「ホロコースト」(ナチス政権によるユダヤ人の大量殺戮)を主導したヒトラーと、イスラエルの建国運動を同レベルで扱うかのような発言です。
(略)

 

しかし、逆に、第三次中東戦争イスラエル大勝利に「聖書の予言は正しかった!」と狂喜乱舞する人々もいた。アメリカのキリスト教福音派である。

 

旧約聖書 創世記
12:1 時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。
12:2 わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。
12:3 あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたを呪う者をわたしは呪う。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」。
15:18 その日、主はアブラムと契約を結んで言われた、「わたしはこの地をあなたの子孫に与える。エジプトの川から、かの大川ユフラテまで。
15:19 すなわちケニびと、ケニジびと、カドモニびと、
15:20 ヘテびと、ペリジびと、レパイムびと、
15:21 アモリびと、カナンびと、ギルガシびと、エブスびとの地を与える」。 

 

そこで、イスラエルは欧米リベラル派と縁を切り、利害が一致したアメリカのクリスチャン・シオニズムと歴史的同盟を組む。

 

《保存資料》2016/12/30ウォール・ストリート・ジャーナル/アメリカ・イスラエル・ロビーの恥知らずな狂気。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

北部集権から南部分権へ「連邦党→ホイッグ党→共和党」VS南部分権から北部集権へ「民主共和党→民主党」 - 在日琉球人の王政復古日記

 

キリスト教にも、元のユダヤ教にも、終末思想がある。この世は、いつか、必ず、終わる。

ローマ帝国以前から繰り返された迫害が「いつの日か裁きが下る。永遠の救いがある」という思想をユダヤ教に生む。

ユダヤ教ローマ帝国に迫害されたキリスト教にも終末思想は継承される。

ヨーロッパを制覇したカトリックや正教は現世利益的になり終末思想は後退するが、プロテスタントでまた復活した。

 

この世の終わりには、イエス・キリストが降臨し、裁きを下す。

じゃあ、具体的に、どういうスケジュールで、イエスは降臨するのか?

主に旧約聖書と新約ヨハネ黙示録からそのスケジュールを読み取ろうとする。

そのスケジュール案は、しょせんは個人個人の妄想であり、千差万別だが、その中に「千年王国期前再臨説」という妄想がある。

 

ユダヤ王国再建。
 アブラハムの契約に基づき、ユダヤ人が聖地エルサレムに帰還する(1948年イスラエル建国)。真のキリスト教徒=プロテスタント福音派も聖地エルサレムを目指す。

★携挙(Rapture)。
 ハルマゲドン(最終戦争)直前に、真のキリスト教徒だけが、天空に引き上げられ、ハルマゲドンの患難を免れる。
 携挙後に、改心して真のキリスト教徒になる者、真のキリスト教に目覚め改宗するユダヤ人、ボーン・アゲインが出て来る。

★ハルマゲドン(Armageddon)。
 核兵器による世界戦争。ボーン・アゲインした真のキリスト教徒以外の人間、堕落したキリスト教徒(リベラル派、カトリック、正教徒、異端)、異教徒(改宗しなかったユダヤ教徒イスラム)、偶像崇拝者(仏教、ヒンドゥー教、その他)、無神論者(共産主義者など)の大多数は死ぬ。

★ハルマゲドン後患難時代。
 生き残った非キリスト教徒軍団による戦いと荒廃が続く。

★イエス再降臨(Second Coming)。
 キリストが、携挙された真のキリスト教徒と共に、地上に再降臨し、非キリスト教徒軍団を滅ぼし、地上に平和をもたらす。

千年王国(Millennium)。
 キリストが人類の王となり、エルサレムを世界の首都とし、地上を1000年間統治する。真のキリスト教徒だけが暮らす至福の時代。

最後の審判(Last Judgement)。
 1000年経過後、悪魔に唆された背教徒最期の反逆があり、平定された後、最後の審判がある。真のキリスト教徒だけが救われ、昇天する。 

 

この神の計画が実現するには、まずイスラエルの再建と存続が最初の一歩である。

イスラエルが滅亡すれば、キリスト降臨も最後の審判も救済もない。

ゆえに福音派は全身全霊でイスラエルを支援しなければならない。

エルサレムから、異分子パレスチナ人を一掃しなければ、キリスト再臨はない。ゆえに、あらゆる方法で、パレスチナ人を殺害し追放する。

 

神の計画では、イスラエルユダヤ人も、真のキリスト教に改宗(ボーン・アゲイン)しない限り、ハルマゲドンで皆殺しにされる。

選ばれたわれわれキリスト教徒以外は皆殺し。発想はナチスホロコーストと変わらない。

ユダヤ人は最後の審判に必要なスイッチなだけで、クリスチャン・シオニズムも本質は反ユダヤ主義である。

 

対するイスラエルユダヤ人も、そもそも最初からイエスを神の子メシアと認めてないから、キリスト再臨も信じていない。

クリスチャン・シオニズムの計画を本心では馬鹿にして鼻で笑っている。どうせ実現しない妄想だから、永遠に経済援助、軍事援助を引き出すカモである。

 

ユダヤ人なんて、オレたちが天国に行くために必要なだけ。改宗しなければ、どうせ最後は皆殺しだ」と見下すクリスチャン・シオニズム

パレスチナ人を絶滅するためには利用できるだけ。イエス再臨なんかあるわけないだろ馬鹿(笑)」と笑っているイスラエル

同床異夢、口には出さないが深層心理で軽蔑し合う同士の強固な同盟だ。

 

もちろん半世紀以上続く同盟で、両者が、お互いに、影響し合うようになってきた。

クリスチャン・シオニズムは、ユダヤ教に接近し過ぎて、ますます旧約聖書的になっていく。

2000年間キリスト教を拒否してきたユダヤ教保守派や正統派も、福音思想を呑み込むようになっている。

 

トランプを支持するユダヤ教徒たち─正統派の「キリスト教福音派化」 | クーリエ・ジャポン

2020.11.5
ドナルド・トランプアメリカの大統領になってから「反ユダヤ主義」の再燃が懸念されるようなった。一方で、トランプを支持する正統派のユダヤ教徒は、アメリカでもイスラエルでもむしろ増えているという。その複雑な現象を、現代正統派に属するユダヤ学の研究者が、米ユダヤメディア「タブレット」で分析する。
2019年12月、ラビのアービンググリーンバーグと話す機会があった。進歩的なユダヤ教正統派で、人道的な理念を半世紀以上も生きてきた巨匠だ。
そんなラビが、ユダヤ人はドナルド・トランプ大統領にヘブライ語でいう「ハカラト・ハトーブ」を示すべきだ、ユダヤ民族に対する彼の親切に感謝すべきだと言うので、私はたまげてしまった。
(略)

 

すでに、イエスを神の子メシアだと受け入れる「メシアニック・ジュ―」ボーン・アゲインした福音的ユダヤ人も少数ながら出てきた。

ユダヤ教の正統教義からすれば異端であり、ユダヤ教徒と認められないが。

 

ユダヤ教徒追悼に「イエスの祈り」で副大統領に怒りの声 米ピッツバーグ乱射事件 - BBCニュース

2018/10/31

ペンシルベニア州ピッツバーグユダヤ教礼拝所(シナゴーグ)で起きた乱射事件の犠牲者追悼に、マイク・ペンス副大統領がユダヤ教徒主流派に非難されている聖職者を呼んだとして、反発を招いている。
30日にミシガン州で開かれたペンス副大統領出席の共和党支持者集会で、シナゴーグで犠牲になったユダヤ教徒11人を追悼するにあたり、イエス・キリストを救世主と認めるユダヤ教非主流派「メシアニック・ジュダイズム」のラバイ(米国におけるユダヤ教指導者)が登壇した。このローレン・ジェイコブス師は、憎悪による乱射事件を非難しながら、犠牲になった人たちの名前を読み上げなかったことも批判されている。
(略)
しかし、多くのユダヤ教徒はジェイコブス師の出席を、死者に無礼だと反発している。
ユダヤ教主流派の間では、イエス・キリストを救世主として認めるジェイコブス師が信仰するのはユダヤ教ではなく、福音主義キリスト教の一種だと見られている。
(略)
米国のリベラル系論説誌「ニュー・リパブリック」のイェート・ヘール記者は、「米本土で史上最悪のユダヤ人虐殺から2日後、副大統領が一緒に登場したのは、ユダヤ人に向かって伝道してキリスト教に改宗させることが主目的の団体だ」とツイートした。
ヘール記者は、ジェイコスブ師が集会でペンス氏の前に祈りを捧げ、「救世主のイエス」と口にするビデオのツイートにコメントしながら、ツイートした。
別の人は同様にビデオをコメントする形で、「『メシアニック・ジュダイズム』は反ユダヤ教だ。ユダヤ人は救われるべきだという、めくらましの伝道で、キリスト教徒がユダヤ教の儀式の真似事をする。この一派の人間を招いて公に発言させるなど、あってはならない。ペンスは謝罪するべきだし、問題だと思っていないなら、ペンスは紛れもなく反ユダヤだ」とツイートした。
(略) 

 

クリスチャン・シオニストではない、プロテスタント穏健派、カトリック、ヨーロッパとアメリカとイスラエルの世俗リベラル派は、イスラエルの存在は認めるが、パレスチナ建国も認める。両国共存だ。

それでは、神の計画が進まない。

よって、クリスチャン・シオニストは、わざとパレスチナ人に暴動やテロを起こさせ、戦争に持ち込み、ハルマドンを人為的に始めようとする。

欧米のリベラル派にパレスチナを支援させないように、イスラムには人権無視の原理主義に走ってもらって、リベラルと相容れない存在になってくれた方が助かる。

イスラム原理主義を陰から煽っているのは、敵のはずのクリスチャン・シオニストイスラエルだ。

同じく、イスラムが内部分裂してくれれば、イスラエルは生き残れる。スンニ派シーア派の対立の裏にいるのも、クリスチャン・シオニストイスラエルだ。

 

ユニクロ 柳井正 「ウイグル?ノーコメント」VS外務省 杉原千畝 「神と共に行け」~されどパレスチナを見て何と思うか? - 在日琉球人の王政復古日記