在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

ユニクロ 柳井正 「ウイグル?ノーコメント」VS外務省 杉原千畝 「神と共に行け」~されどパレスチナを見て何と思うか?

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2021年、ユニクロ柳井正 “Life Wear“ 命の服。

1940年、帝国外務省・杉原千畝 “Visas for Life” 命のビザ。

 

ウイグル問題は政治的であり、ノーコメント=柳井ファーストリテ社長 | ロイター

2021年4月8日
[東京 8日 ロイター] - ファーストリテイリング柳井正会長兼社長は8日の決算会見で、中国新疆ウイグル自治区で懸念されている少数民族ウイグル族の人権を巡る問題について政治的だとの認識を示し、「政治的には中立な立場でやっていきたい。ノーコメントとさせていただきたい」と述べた。
柳井会長兼社長は、ウイグルに関する綿花を自社製品に使用しているかどうかについてもコメントを控えた。ただ、綿花について人権問題に関わることがあれば「即座に取引を停止している」と語った。
(略)

 

こんなコメントで許してもらえるのならば、

それは、良い事なのか?悪い事なのか?、

欧米から「怒ってもしょうがない。ユニクロはその程度のアジアの企業」「言ってもしょうがない。日本はその程度のアジアの国」「オレたちとは違う生き物だ」と評価されてることになる。

 

米、ユニクロ製品を差し止め 強制労働問題で―反論を却下:時事ドットコム

2021年05月19日
 【ワシントン、北京時事】米税関・国境警備局(CBP)が、中国・新疆ウイグル自治区強制労働をめぐる輸入禁止措置に違反したとして、ファーストリテイリングが運営する衣料品店ユニクロ」製シャツをロサンゼルス港で差し止めていたことが、19日分かった。少数民族ウイグル族に対する人権侵害を「ジェノサイド(集団虐殺)」と見なす米政府の厳しい姿勢が浮き彫りとなった。
 CBPが公開した10日付の文書で判明した。米税関はトランプ前政権時の1月5日、中国共産党の傘下組織でウイグル綿花の主要生産団体である「新疆生産建設兵団(XPCC)」が原材料の生産に関わった疑いがあるとして、ユニクロ製品を押収した。政権は昨年12月、強制労働を理由にXPCCが生産に関わる綿製品の輸入を禁止していた。
 ユニクロは3月末、対象製品の原材料は中国やXPCCと無関係だと反論する手続きを行ったが、CBPは証拠不十分で却下した。CBPは文書で「生産、加工、処理の記録が未提出」「関係者や工場の場所が不明」と指摘している。
 ファーストリテイリング柳井正会長兼社長は4月の決算記者会見で、ウイグル綿の使用の有無を問われて明言を避けていたが、人権を重視するフランスのNGOなどから強制労働の恩恵を受けているとして告発される事態に発展した。他の欧米や日本のメーカーも対応を迫られている。

 

許してもらえなかった。

それは、良い事なのか?悪い事なのか?、

欧米から「ユニクロは、社会的責任のある世界的ファストファッションメーカーでしょ?」「日本は、国際的責任がある先進国でしょ?」「オレたちの仲間でしょ?」と評価されてることになる。

 

アメリカでは、「黒人差別?ノーコメント」では、スモールビジネスは許されても、ビッグビジネスはできない。

 

米の黒人経営者70人超、ジョージア州の投票制限法に抗議: 日本経済新聞

2021年4月1日
【ニューヨーク=白岩ひおな】米南部ジョージア州で成立した有権者投票権を制限する法律をめぐり、黒人の企業経営者72人が31日、同様の法案への反対と企業の行動を呼びかける公開書簡に署名した。共和党の主導で少なくとも43の州で同様の法案が検討されており、黒人などマイノリティー(少数派)の投票を妨げるとして反発が広がっている。
ジョージア州の法律は不在者投票での身分証明を厳しくして期日前投票の期間を短縮し、選挙運営に関する州議会の権限を強める内容だ。
書簡は米製薬大手メルクのケネス・フレージャー最高経営責任者(CEO)とアメリカン・エキスプレスのケネス・シュノールト前CEOが中心となり発表した。フレージャー氏は「今企業が立ち上がらなければ、不正投票を主張して合法的な有権者投票権を制限する法律が米国内に広がってしまう」と警告した。
シュノールト氏は「米国の企業は、あらゆる差別的な法律や米国民の投票能力を制限するすべての方策に公に毅然とした態度で反対すべきだ」と語った。ゼロックスウルスラ・バーンズ元CEOやシティグループの会長を務めたリチャード・パーソンズ氏らも名を連ねた。
(略)
ジョージア州アトランタに拠点を置く企業からも抗議の声が上がっている。デルタ航空エドバスティアンCEOは31日の従業員に宛てたメモで「最終的な法案は受け入れがたいもので、デルタ航空の価値観に合わない」と非難した。
黒人コミュニティーのリーダーや従業員らと話し合った結果「多くの恵まれない有権者、特に黒人有権者が代表者を選出する憲法上の権利行使を困難にする条項が含まれている」との判断に至ったという。コカ・コーラのジェームズ・クインシーCEOも「間違っており、改善する必要がある」と述べた。 

 

いつもいつも不思議で仕方がない。私には全く理解できないのだが、

死ぬまでに使いきれないカネを稼いでいるのに、老人になっても、商売を止めない。スーツを着て、朝から晩まで働く。いったい、何のために?

 

好き放題やってる、ホリエモンや、旧ZOZO前澤さんは理解できるが、ユニクロ柳井正さんタイプの人は、一生理解できないまんまだろう。


いやいや、死ぬまでスーツを脱がないような人じゃないと、死ぬまでに使いきれないカネを稼ぐことも無理なんだろう。理屈では判るが、共感はゼロだ。

 

ユニクロには、もっともっと稼ぐために、ウイグルのコットンが必要なんだろう。商売人なんだから、中国共産党とも取引するし、強制収容所ウイグル人の面倒まで見る余裕はない。それもまた一つの生き方である。

 

戦中の日本に杉原千畝という外交官がいた。

リトアニア総領事館で、日本の訓令に逆らって、ガス室確実の強制収容所行きから逃れて来たボロボロのユダヤ人たちに、腕が動かなくなるまで、違法なビザを大量に書きまくった。

そんなことをしても、1銭も儲からないし、そもそも本国政府の命令に違反している。公務員失格である。事実、外務省からは冷遇された。

 

杉原はユダヤ人にビザを渡す時、ユダヤ人に「Voya con Dios」とスペイン語で声をかけたそうな。

「Go with GOD」「神と共に行け」「神と共にあらんことを」とでも訳すべきか。

 

戦中の外交官は、ユダヤ人を強制収容所から逃れさせ、

「Go with GOD」と声をかけた。

 

戦後の企業家は、ウイグル人強制収容所で働いてもらって、

「Go with MONEY」の日々を送る。

 

企業家が特別なのではない。われわれもみんな、同じ選択をして来た。

 

そして、外交官が命を救ったユダヤ人の少なくない人数が、戦後のイスラエルを建国し、4度の中東戦争を戦い、

難民キャンプのパレスチナ人たちに「命のビザ」を書かなかった。

パレスチナ人たちに「神と共にあらんことを」と声をかけることもなかった。

イスラエルの戦争に「ユダヤ人の杉原千畝」はいなかった。

  

間違いなく天国で神と共にあるだろう、杉原千畝は、天上から地上のパレスチナを見て、もう一度「Voya con Dios」と声をかけるのだろうか? それとも、今は、異なる言葉を発するだろうか?

 

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