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在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

六代目山口組分裂~火消しのめ組、銭形平次、ニューヨーク市警&消防庁のバグパイプ。

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江戸時代、文化二年(1805年)、町火消相撲取りが乱闘事件をおこした。

歌舞伎の演目にもなった「め組の喧嘩」である。

 

上の錦絵を見て判るように、火消しは刺青者であった。要はヤクザだ。

相撲取りも堅気ではない。興行という見世物でメシを食うヤクザである。相撲取りが博打を打つのは当たり前なのだ。

火消しと相撲取りの喧嘩は、グレーゾーンヤクザVSグレーゾーンヤクザの抗争であり、六代目山口組VS神戸山口組みたいなのもんだ。

 

江戸時代の町火消しは鳶職が兼ねることが多かった、つまり土木建設業である。

江戸時代の消火活動は、放水鎮火より、延焼を防ぐ破壊防火であり、建築物の構造を熟知し、かつ、高所や危険場所に慣れた、鳶職が火消しに最適だったのである。

土木建設業は今も昔もヤクザに隣接する商売なのだ。

 

六代目山口組分裂~始皇帝もツタンカーメンも土建屋のオヤジ~国家は「公認されたヤクザ」、ヤクザは「未公認の国家」。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

火消しと共に大江戸八百八町を守る、銭形平次のような岡っ引き・目明しも、堅気ではない。どっちかといえばヤクザの親戚である。

水戸黄門なんかの時代劇に出てくる街道筋の親分も、悪代官から十手を預かる「二足のワラジ」だ。

江戸時代の治安維持の末端、つまり警察のご先祖もヤクザだったのだ。

 

そして、「火消し=消防士」や「十手持ち=警官」がヤクザの親戚であることは、何も日本だけの話ではない。アメリカだって全く同じだ。

 

国によって、民族によって、歴史や文化が違う、というのは基本的にはウソだ。

国は違えど、民族は違えど、歴史や文化は驚くほど似ている。

ホモ・サピエンス同士の共通性は恐ろしいほどだ。

 

チェチェン「誘拐婚」、鹿児島「おっとい嫁じょ」、古代ローマ「サビニの女たちの略奪」、アメリカ映画「掠奪された七人の花嫁」 - 在日琉球人の王政復古日記

 

アメリカのそれなりに大きな都市の警察や消防署は音楽隊を持っていることが多い。

殉職者の葬式や街の公式行事でバグパイプを吹きドラムを叩いて行進する。警察の出てくる映画やテレビドラマで見た人も多いだろう。

しかし、なんで、警察に、アイルランドバグパイプなのか? 

なんで、消防署に、アイルランドのシンボル・緑色の三つ葉のクローバー=シャムロックなのか?

 

《オレンジのプロテスタント》VS《緑のカトリック》~雅子皇太子妃殿下オランダ国王夫妻お出迎え。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

それは、アメリカの警察、消防の歴史に基づく。

 

アメリカは移民の国だが、WASPという言葉があるように、主流はヨーロッパのプロテスタントであった。彼らが一番に上陸し、豊かな農地や都市の上層部を独占する。

それから遅れてやってきたのが、アイルランド人であった。彼らはカトリックであり、トコトン貧しく、教育も低く、しかもアメリカの美味しいポジションはすでにWASPに独占された後だった。

 

耕す農地もなく、行くアテもない、彼らは流れ着いた大都市ニューヨークの貧民窟に滞留していく。彼らの生きる道は、同郷同士の団結と犯罪であった。つまりアイルランド人はニューヨークのヤクザになっていく。

そのニューヨークの黎明期を描いた映画が、マーチン・スコセッシの「ギャング・オブ・ニューヨーク」である。

 


Gangs of New York 10th Anniversary Ultimate ...

 

その負け組アイルランド人にも、さらに後からやってくる、イタリアなど南欧、ポーランドなど東欧、そして中南米からやってくるヒスパニックたちよりも、有利な能力があった。

それは英語が喋れることだった。支配階級であるWASPと同じ言葉が喋れるのは、社会的に非常に有利であった。

英語を使い、大都市の底辺や犯罪を知り尽くし、危険な仕事も厭わない、アイルランド人たちは、政府のデスクワークを独占するWASPの下で現場仕事・危険仕事、肉体労働を請け負う、つまり警官や消防士にうってつけの人材だった。

とはいっても、彼らは、昨日まで、ヤクザだった。いや警官や消防士になってからもヤクザ商売は止めなかった。半分ヤクザの警官、消防士、いや、パートタイムで警官や消防士もやってるヤクザみたいなもんだった。

 

彼らは、ヤクザとして、公務員として、なにより選挙で動く集票マシンとして、政治家と癒着する。後には自ら政治家にのし上がるアイルランド人も出てくる。

汚職、不正選挙、賄賂、治安悪化。市民は、警察も手を出せない暗黒街の犯罪者を倒してくれる「正義のヒーロー」を求める。

アメコミ漫画の「バットマン」などはこのような社会背景から誕生したわけだ。

 

そして英語の喋れないイタリア人やスラブ民族やヒスパニックは、警官や消防士のような政府の仕事には付けず、言葉が不要な民間の肉体労働者になっていく。そのうちの何パーセントかは当然ヤクザになる。中でもイタリア系の中からマフィアが成長していくる。

そのイタリア系ニューヨーカーのスコセッシが、アイルランド人のヤクザ文化を映画にしているわけだ。歴史的に文化的に二重三重の「深み」がある。

 

アメリカ中の警察や消防署でアイルランド人が雇われ、彼らの子孫も親と同じ仕事を選ぶ。そうして長年がたつと、アメリカの公的機関であるはずの警察や消防署にアイルランドのエスニック文化が根付くことになる。

もちろん今では、警察や消防署に、英語がぺらぺらなイタリア系やポーランド系や黒人やヒスパニックやアジア系がわんさか働いているが、彼らが入った頃にはすでに、アイルランドの民族楽器であるバグパイプや、アイルランドのシンボルである緑色やシャムロックが、警察や消防署の公式文化になっていた。

だから黒人警官やアジア人消防士の葬式にも、アイルランド民謡が演奏されるのである。日本でいうなら、鹿児島出身者の葬式に、津軽三味線が鳴り響くようなもんだ。

 

江戸と同じく、ニューヨークの火消しや十手持ちも、元はヤクザなのだ。

ある程度「ヤクザ気質」がないと、警官や消防士はやっていけない稼業ということでもある。

 

ヤンキース松井秀樹の仮装~警察、消防、軍隊のイジメ~忘年会、新年会、歓迎コンパ~通過儀礼という人間の厄介さ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

そういう歴史を持ったアイルランド系は、WASPから差別され続けた。

そのアイルランドから大統領に登り詰めたのがJFケネディであり、そして彼は何者かに暗殺された。

 

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