在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

子供は常に【ダシ】である~小4なりすまし、首相記者会見、パパは帰ってこなかった、横田めぐみさん。

まあ、とりあえずの感想は、

自民党は、安倍ちゃん(とその取り巻き)に、少なくとも選挙が終わるまでは、FacebookTwitterの更新を禁止したほうが、なにかと安全じゃなかろうか?』

つーことかなあ(笑)。

 

http://www.j-cast.com/images/2014/news210815_pho01.jpg

 

https://www.sankei.com/images/news/141114/afr1411140017-p1.jpg

 

下のリベラル系?のネット有名人・青木大和さんって、

(その仕組みはよくは知らんが)YOUTUBER?のHIKAKINさんや、

どんな学問的実績を積んだ経済学者なのか?全く不明な、三橋貴明さんや、

在特会を立ち上げて世に出た桜井誠さん、などと、

政治とエンタメ、保守とリベラル、の違いはあれど、

ネットを使って発信したい!、そして実際その目的を達成して有名になった。という点において、本質的に何が違うのか?さっぱり判らんです。

 

もちろん、彼らとは比較にならないほど発信力は無いけれど、このブロクを書いている在日琉球人も本質的にはご同類である(汗)。

 

Yahoo!ニュース - 安倍首相、“小4なりすまし”政治サイト「どうして解散するんですか?」をFacebookで批判 「最も卑劣な行為」 (ITmedia ニュース)

 衆院解散の是非について疑問を投げかけていた政治サイト「どうして解散するんですか?」を、NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」代表の大学生が小学4年生になりすまして開設・運営していたとして騒動になった問題で、安倍晋三首相は11月25日未明、「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為」と自身のFacebookで批判した。

 しかし22日、一転して公式サイトに“謝罪文”を掲載。NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」代表理事の大学生・青木大和さんによる自作自演だったとして、本人名義で「10歳の放送部の中村を名乗り、実際は私がリプライ、コメントをしていました。皆さんに嘘をつく形となり、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪するコメントを発表した。

 安倍首相は一連の騒動について「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為だと思います」とFacebookで批判。「選挙目当ての組織的な印象操作ではないでしょうが、選挙は政策を競い合いたいと思います」とコメントしている。

 

・・・安倍ちゃんはヒマを持て余しているのだろうか(笑)? 

世界レベルの先進国の政治指導者が、しかも難題と選挙を控えてる最中に、ネット上にいくらでもいる、凡百の「目立ちたがり屋の若者」相手に、貴重な時間を割いてるヒマはあるのか?つーことだわな。

つーか、選挙だ、景気だ、尖閣だ、とこのクソ忙しい最中に、どうやってこんなチンケな、芸能ニュースと変わらない話題を見つけたのだろうか? さらに、こんな書き込みをする時間があったのか? ネット中毒なのか?

 

吉田茂、とまではいわないが、中曽根さんや橋龍、小渕たんのお父さんだって、こんな「小者」を相手にしなかっただろうし、もう少し「視点が高い」政治家だったと思う。

 

「選挙目当ての組織的な印象操作ではないでしょうが、選挙は政策を競い合いたいと思います」

 

安倍ちゃんも「時代の子」か、その支持者同様、ホント陰謀論が好きなんだよなあ。ネット時代の悪弊の一つだ。

 

「批判されにくい子供になりすます最も卑劣な行為」

 

子供をダシに使う、なんて、古今東西、右も左も、政治の常道ですがな。 

確かに「卑劣」だけど、そもそも政治は卑劣なモノなのだ。なぜなら人間は卑劣に出来ているからだ。

 

例えば、ちょっと前に、社民党集団的自衛権反対のポスターを作って、その表現を巡って、騒動になった。

 

「あの日から、パパは帰ってこなかった」に賛否 センセーショナルポスター作ったのは社民党 : J-CASTニュース

2014年07月17日
集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈が閣議決定された今も、反対意見を唱える人は大勢いる。
そんな中、社民党集団的自衛権に反対するポスターを発表したのだが、センセーショナルなデザインにネット上は賛否両論で盛り上がっている。
路上でしゃがみ、うつむく少年の写真
「あの日から、パパは帰ってこなかった」
話題になっているポスターは、路上でしゃがみ、うつむく少年の写真とともに、こんな言葉が大きく書かれたものだ。言葉の下には小さく「こんな未来はあまりにも悲しい」とも書かれている。
ポスターの下半分には「今、集団的自衛権にNOを」という文、そして社民党のロゴが入っている、というデザインだ。
このポスターは2014年7月16日に発表され、画像付きでジャーナリストの田中稔さんがツイートしたり、朝日新聞が取り上げるなどしてネット上に拡散されていった。
集団的自衛権が、戦争に参加して死ぬことがあることを表した、わかりやすいポスター」「こんな子どもを生んでしまう政治は間違っている」「パパだけじゃなく、我が子とか、兄弟とか、恋人とか。自衛隊だけで足りなくなって、徴兵制になったらと思うと、これは非常にありえる」などポスターを支持する書き込みがある一方で、「ちょっと扇動が過ぎる。このセンス好きじゃないな」「子供に主義主張を代弁させる政治家ってどうよ」「曲がった伝え方しないで、真実に沿った反論してください」など批判する書き込みなどがあり、盛り上がっている。7月17日正午すぎには「パパは帰ってこなかった」がツイッタートレンド入りした。 

  

“小4なりすまし”政治サイトにしても、社民党にしても、非安倍また反安倍で、リベラル系だ。左翼やリベラルはこういう手法をよく使う。

左翼や反戦平和派や9条護憲派は、子供をデモに連れて行ったり、集会でヘタクソな詩を朗読させたりする。

ああいうのは、政治的にも倫理的にもウンコだと、私も、皆さん以上に嫌っている。

 

しかし、子供(そして女性)をダシに使うのは、なにも左翼だけの話ではない。愛国者や保守派だって変わらない。

 

今年の5月、集団的自衛権を巡る安倍ちゃんの記者会見である。

 

平成26年5月15日 安倍内閣総理大臣記者会見 | 平成26年 | 総理の演説・記者会見など | 記者会見 | 首相官邸ホームページ

 

その時に安倍ちゃんは使用したパネルと、社民党ポスターに、なんか違いはあるのかね?

 

https://pds.exblog.jp/pds/1/201405/17/90/d0006690_1913059.jpg

邦人輸送中の米輸送艦の防護

 

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/img/heiwa_anzen/kaketsukekeigo.png

駆け付け警護

 

安倍ちゃんが示した「邦人輸送中の米輸送艦の防護」も、「駆け付け警護」も、 

なぜだか、在外邦人も、現地人も、女性子供乳飲み子なのだ。
なんで、保護すべき在外邦人や現地人は成人男性で表現されてないのか?

現地人はともかく、在外邦人は、ビジネスマンが多いわけで、成人男性が多数だろう。なんで一般的在外邦人であるであろう、成人男性で表現しないのか?

 

女・子供をダシに使ってるのは、“小4なりすまし”も、社民党ポスターも、安倍ちゃん記者会見も同じじゃん。どこが違うの?

 

“小4なりすまし”を批判してる人は、おそらく、社民党ポスターにも批判的だったと思う。

じゃあ同じ皆さんは、安倍首相の記者会見に対しても、

「どうして、パネルに、成人男性を描かず、女性子供乳幼児ばかりを描いているのか? 在外邦人や避難民に成人男性はいないのか? 印象操作ではないのか?」

と批判しただろうか? 

 

そして、北朝鮮拉致問題において、拉致被害者は、すべて平等のはずである。
男性であろうと、女性であろうと、中年であろうと、若年であろうと、その被害に変わりはないはずだ。

しかし、実際は、拉致被害者の中で、一人だけ象徴として特別に使われている人物がいる。

 

横田めぐみさんである。

 

【拉致再調査】拉致啓発ポスター刷新、着物姿の横田めぐみさんの写真を使用 - 産経ニュース

2014.11.14
 写真は昭和52年1月に新潟市の自宅前で父、滋さん(82)が撮影。めぐみさんはこの年の11月に拉致され、15日で37年となる。山谷えり子拉致問題担当相は14日の記者会見で、「家族が高齢化するなか、切迫感を持って解決に取り組む」と語った。 

 

なぜなら、彼女は、拉致当時10代の少女だったからだ。

女性であること、子供であることが、その被害の悲惨さを倍増させているのだ。同じだけ悲惨なはずの中年男性被害者よりも、もっと可哀想に「見える」「見えてしまう」のである。それが人間の心情だ。

 

その構造は、“小4なりすまし”、社民党ポスターそして、安倍ちゃんの集団的自衛権パネルと、なんら変わらないのである。

 

“小4なりすまし”を批判してる人々は、

「みんなが同じだけ悲惨なはずの拉致被害者の中で、なんで、横田めぐみさんだけを特別視するのか?」

と批判したことがあるだろうか?

 

右も左も、保守もリベラルも変わりなく、【あなたの心の中】にも、“小4なりすまし”と同じ構造があるのだ。