「陛下は開催で感染拡大しないか懸念と拝察」宮内庁長官 - 東京オリンピック:朝日新聞デジタル
2021年6月24日
(略)
宮内庁の西村泰彦長官と宮内記者会の会見でのやりとりの要旨は次の通り。
(質問)オリンピックの開会式が近づいてきたが、関係機関との調整状況など、長官のお考えを
(長官)調整中でこの場でご紹介できるような状況ではございません。ただオリンピックを巡る情勢としまして、天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変ご心配しておられます。国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている、ご心配であると拝察しています。私としましては、陛下が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックで、感染が拡大するような事態にならないよう組織委員会をはじめ関係機関が連携して感染防止に万全を期していただきたい、そのように考えています
(質問)ワクチン接種、陛下は
(長官)この場ではご紹介できるような事態になっていません
(質問)五輪について開会宣言する場合、その文言はオリンピック憲章で決まっていて、祝うという文言が入ることになる。中止論もある中で、陛下が大会開催を祝福するような文言を述べるのはどうか
(長官)ご指摘の通り、IOCのプロトコルで決まっていますので宮内庁として意見申し上げることは控えたいと思いますが、オリンピックを巡る情勢は先ほど申し上げたとおりで、私としては感染防止に徹底を尽くしていただきたいということに尽きます
(質問)宮内庁として、文言の変更を申し出るような考えは
(長官)今のところはありません
(質問)陛下が五輪が感染拡大のきっかけになるのを懸念されているというのは長官の拝察ということか
(長官)拝察です。日々陛下とお接しする中で私が肌感覚として受け止めているということです
(質問)仮に拝察でも長官の発言としてオンだから、報道されれば影響あると思うが、発信していいのか
(長官)はい。オンだと認識しています。私はそう拝察し、感染防止のための対策を関係機関が徹底してもらいたいとセットで
(質問)これは陛下のお気持ちと、受け止めて間違いない
(長官)私の受けとりかたですから。陛下はそうお考えではないかと、私は思っています。ただ陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはありません。そこは誤解ないようにお願いします(杉浦達朗)
ネトウヨさんの思い込みとは違って(笑)、皇室に強い朝日新聞。
他のメディアと異なり、朝日だけが記者と長官のやり取りを具体的に載せている。
長官は確信犯だ。
記者が「ホントに記事にしていいのか?」と再確認したところ、重ねて「記事にしてくれ」と念押ししているのである。
長官は、なぜ、そこまで記事にして欲しいのか?
それは「記事にして欲しい」と御内意を受けているからだ。誰からか(笑)?
宮内庁記者クラブは、手前勝手に自由に質問してるわけではない。事前に宮内庁と打ち合わせして、質問内容を伝えている。
つまり、この「記者の質問」と「長官の回答」は「プロレス」だ。
宮内庁の方から「こういう発言をしたいから、そういう質問をお願い」と記者に伝えているだろう。
宮内庁が「そういう発言をしたい」ということは、畏れ多い筋から「そういう発言をマスコミに伝えることを希望します」と御内意があったのである。
つまり、アクシデントでも何でもなく、準備された「大御心」だ。
この質問者がどこの記者かは書いてないが、予断と偏見で言えば、ズバリ朝日だと思う。
最初から、朝日と宮内庁と畏れ多い筋の3者が組んだ「プロレス」だ。
五輪開催派、菅政権支持派は、「長官の拝察であって、陛下の大御心ではない!」と強弁したいだろうが、大御心はこういう「間接的な伝え方」が正統なルートである。
政治的に微妙な聖上の大御心は、99%お付きの拝察として、発表される。
昭和天皇最大の事件だった、二・二六事件も、終戦御聖断も、臣下が「大御心かくあられる」と代弁するのがルールだ。
陛下御綸言なんていうのは最後の最後の手段である。
万が一陛下が間違った場合は、長官が責任を取るための保険でもある。
もし、西村長官の勝手な発言だというのなら、任命者の責任だ。
2019/12/10
政府は10日、宮内庁の山本信一郎長官(69)が退任し、後任に西村泰彦次長(64)を充てる人事を閣議で決めた。後任の次長には元総務省大臣官房審議官の池田憲治氏(58)が就任する。発令は17日付。
安倍前首相も責任を負うべきだろう。
というか、本当に、マジメに、ホンキで、西村長官の勝手な発言だと思うのなら、菅首相が長官の首を切ればいい。
そんな事をすれば、御自分のために発言してくれた忠臣を斬られたわけで、ホンキで御怒りになり、上皇陛下の御退位発言のように、御自分でテレビカメラの前に御出座しになられるだろう。
そうなったら、五輪どころか、菅政権が潰れる。
というか、見たくない現実は目を閉じて見ない、という逃避ではなく、本当に、マジメに、ホンキで、西村長官の暴走だと信じる人は、日本政治も、日本史も、根本的に理解できてないので、いや、正直に、あなたは本当にバカなので、政治みたいなヤヤコシイ世界には全く向いてないと思う。
「陛下の近臣よりも、直接会ったこともない俺たち草莽の方が大御心を理解しているのだ!」という思い込みは、昭和十一年二月二六日にもあった。
その翌日の昭和天皇御綸言はかくの如し。
「朕ガ股肱ノ老臣ヲ殺戮ス、此ノ如キ凶暴ノ将校等、其精神ニ於テモ何ノ恕スベキモノアリヤ」
「朕ガ最モ信頼セル老臣ヲ悉ク倒スハ、真綿ニテ朕ガ首ヲ締ムルニ等シキ行為ナリ」
「朕自ラ近衛師団ヲ率イテ、此レガ鎮定ニ当タラン、直チニ乗馬ノ用意ヲセヨ」
「自殺スルナラバ勝手ニ為スベク、此ノ如キモノニ勅使ナド以テノ外ナリ」
幼少時より仕えてくれた忠臣を惨殺するような狂人どもを、どんな理由で許せというのか!
私が最も信頼する忠臣を排除するのは、私の首を絞めているのも同様だ!
誰も討伐しないのなら、私が近衛師団を指揮する!馬曳け!
自裁したいのなら勝手にしろ!勅使に言葉を持たせるなんて論外だ!
神の怒りは雷鳴の如し。
ただし。
畏れ多い事ながら、大御心にも、ややズルい部分はある。
開会まで一月に迫った今さら、玉音を発せられても、菅政権だって、もはやどうしようもない。
陛下としても、もっともっと前に発せられれば、ホントに中止の引き金を引いてしまうことを恐れたのだろう。
開催の責任も取れないが、中止の責任も取れないからだ。
しかし、つくづく不運な五輪である。
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