在日琉球人の王政復古日記

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アフリカ・ルワンダ・サッカー魔法VS靖国神社VS青森イタコ

まるでハリーポッター!? サッカーで魔法禁止に (日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

アフリカのルワンダリーグで、正式に魔法が禁止となった!?
 英ミラー紙(電子版)によると、発端は12月16日のムクラ-レイヨン・スポーツ戦。
 1点を追うレイヨン・スポーツは試合中盤にFWカマラのシュートがバーを直撃。するとカマラはそのままゴールへ向かって走り、左ポスト根元付近の芝に、何らかの物体を突き刺した。
 これを見た相手GKは激怒。カマラを激しく追い回し、主審も同FWにイエローカードを提示した。
 しかし、直後にヘディングでカマラの同点ゴールが生まれてしまった。
 GKが怒ったのは、カマラが魔法を使ったと考えたから。ルワンダではこれまでにもサッカーの試合で魔法が使われたとされる事象が数多くあり、この試合では実際に劇的な同点ゴールも決まってしまった。そのためルワンダ協会も魔法を禁じることを決断した!? という。
 ミラー紙によると今後、魔法を使ったとみなされた選手は10万ルワンダ・フラン(約1万4300円)の罰金を科されることになった。また魔法を使ったクラブについては290万ルワンダ・フラン(約41万4000円)の罰金となる。
 ルワンダ協会のケイランガ副会長はこの罰金について「厳密に言うと、協会として魔法そのものに対する罰則はない。なぜなら世界のどこにおいても魔法が試合に影響を及ぼしたという証拠はないからだ。ただ、そのような(魔法をかけたとされる)行為が相手チームとの暴力的ないさかいを引き起こすため、罰則を設けることにした」と説明した。
 文化の違いといえばそれまでだが、世界は広いとあらためて思わされるニュースだ。筆者も草サッカーの試合で魔法を使ってみようかな。

 

 ルワンダといえばこの映画である。

 

映画「ホテル・ルワンダ」その1~アフリカ代理戦争~安倍日本VS習近平中国VSヨーロッパ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

映画「ホテル・ルワンダ」その2~アフリカ代理戦争~歴史を引きずるアジアVS歴史を失ったアフリカ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

映画「ホテル・ルワンダ」その3~アフリカ代理戦争~ナタを作る中国VSナタで殺すルワンダ。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

魔法を笑う権利は、平成の日本人にもない。

日本人だって、魔法を信仰しているのである。

 

人間は、つまり日本人も、ホモ・サピエンスというサルの一種である。

生きている状態は、イヌやネコ、ウシやブタ、他の畜生と全く同じだ。

死ねば、肉体は腐敗する。最後はアミノ酸に分解する。単なるゴミだ。

肉体の他に魂なんていう存在はない。

 

でも、日本国のトップに近い人物が、「魔法」を信じている。

 

靖国参拝 稲田朋美防衛相ぶら下がり詳報 「忘恩の徒にはなりたくない」「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝した」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

人間に魂なんてない。だから靖国神社に護国の英霊は存在しない。

靖国神社どころか、日本全国どこにも英霊なんて存在しない。

日本人だけでなく、支那人朝鮮人もアメリカ人も、魂なんてもんは存在しない。

 

もしも、魂が存在すると仮定して、じゃあ、この私が自宅に「ニュー靖国神社」を勝手に作ったとする。オリジナルの儀式で、幕末以来戦争で死んでいった日本人の霊魂を集めたとしよう。つまり、私は靖国神社を「空っぽ」にしたのだ。

あなたは、それを認めるだろうか? そんなことがあり得ると信じられるか?

信じられないとすれば、私のニュー靖国と、東京九段の靖国神社との間に何らかの違いがあることになる。しかし、それを科学的に証明できるのか?

 

私にはなくて、靖国は持っている、霊魂を集められる能力。

その能力は、ルワンダのサッカーの魔法と、根本的に何が違うのか?

ルワンダの魔法サッカーと、日本の靖国神社は、同じなのである。

 

靖国だけではない。

真言宗空海さんは密教だ。まるまる100%魔法である。

南無阿弥陀仏の浄土宗、真宗の皆さんは、西方浄土という魔法の国、阿弥陀如来という魔神を信じている。

創価学会をはじめとする、法華経信仰、日蓮信仰の皆さんは、単なる漢字の羅列に過ぎない法華経のスーパーパワーを信じている。

日本の仏教が魔法じゃないのなら、何が魔法なのか?

 

呪殺祈祷僧団四十七士(JKS47)~靖国で慰霊できるなら、法華経で呪殺も当然できる。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

西南日本には、狐憑き・犬神付きの民間信仰があった。今でも、たまに、女子中学生や女子高生に復活したりする。

 

ハーメルンの笛吹き男VSペルー、トリニダード・トバゴ、日本の悪魔憑き少女。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

対して、東北日本にはイタコがいて、死者を口寄せする。

 

消えゆく「死者との交信」―― 青森のイタコを訪ねて - Yahoo!ニュース

國學院大学大学院特別研究員の大道晴香さんによれば、イタコは神仏の声を聞く巫女(みこ、シャーマン)の一種であり、盲目や視力の悪い女性が主にその役を担ってきた。巫女文化は東北に古くから広く存在し、イタコ以外にも、オガミサマ(岩手県宮城県)、ワカサマ(福島県)などがいた。しかし、いずれの巫女も、既に途絶えているか、数名を残すだけだという。

 

盲目にして女性、前近代ならば、最も不遇な立場である。餓死すらありうる。

そんな不幸な彼女たちを、霊媒に仕立てて、職を与えて、住処を与えて、生活を保護したのは、形而上=魔法の信仰だけでなく、形而下=現実社会の社会福祉でもあったのだ。

そのイタコへの「就職希望者」が少なくなったのは、日本近代の社会福祉が発達したおかげでもある。

 

大道さんも、時代の変化を強調した。東日本大震災の後、宮城県の人たちから新たな依頼者が訪れるなど、口寄せへの需要は高いまま。しかし、イタコ減少の流れは変わらない。「福祉、医療制度が発展したことが大きい。目が見えないからといって、イタコを職業に選ぶ人は圧倒的に減りました」と大道さんは言う。

 

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「カミサマ」と言われる青森県の他の巫女などと違ってイタコには明確な特徴がある、と國學院大学の大道さんは言う。イタコは「師匠のもとでの修行」が必須であり、例えば、ある人が突然、「仏が降りてきた」などと言っても、イタコになれるわけではない。江戸時代まで師匠の系譜をさかのぼることができるイタコもいる、と大道さんは指摘する。 

 

タコは、師匠ー弟子の修業から生まれる。要は徒弟制度である。

落語や歌舞伎などの芸能、大工や鍛冶のような手工業と、基本は同じだ。

師匠=ジャニーズ事務所、弟子=SMAP、の関係も同じなのである。

 

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その青森のイタコは、平成の今、滅亡の危機にある。

しかし、それは日本における魔法の滅亡を意味しない。

タコへの就職希望者は途絶えても、イタコへの仕事の依頼は絶えることはない。

 

そして、零細家業のイタコの代わりに、幸福の科学大川隆法さんが大々的に霊言を連発してはビッグマネーを稼いでいるのである。

 

私の祖国・琉球にもユタという、青森イタコによく似た女性シャーマンの伝統がある。よって、大川隆法さんより、青森イタコの方が好ましいのだが、どっちの「魔法」も、ルワンダのサッカーを笑えないことは同じである。