在日琉球人の王政復古日記

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「変成男子→変成女子」観音菩薩、真の女人に変成し給う~「遷化転生→生前転生」ダライ・ラマ猊下、御自身で御自身を認定す。

http://livedoor.blogimg.jp/simplyvanilla/imgs/1/5/150473cf-s.jpg

あ、間違った。こっちは「観音開き」だ。

 

https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/91/0000313291/67/img4bebb564hpg58c.jpeg

こっちが「観世音菩薩」。

 

すぐに修正したから、誰も気づいてないはずだ。ふーっ、危ない危ない(汗)。

 

ダライ・ラマ、生前の後継者選定示唆「女性もあり得る」:朝日新聞デジタル

2017年8月10日
 インドに亡命したチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(82)が9日、ニューデリーで講演し、「転生霊童」(生まれ変わり)と呼ばれる少年を探し出す伝統的な後継者選びのやり方を改め、自らの死去前に後継者を決める可能性を示唆した。
 自身の死去後、中国政府が都合の良い後継者を選んでチベット統治に利用する懸念を踏まえた発言とみられる。今後、高僧らによる議論を始めるとし、女性が後継者になることもあり得ると述べた。
 チベット仏教では、すべての生き物は輪廻(りんね)転生するという考えに基づき、ダライ・ラマら「活仏」が死去した後、生まれ変わりの少年を探して後継者にする伝統がある。ダライ・ラマは講演で「死の前に後継者を選ぶ方が安定的だ。かつては後継をめぐる争いもあった」と述べ、生前に後継者を決める可能性に言及した。
 さらに、「(自身が)90歳前後になる時に大事なことを決めたい」とし、「この1、2年でそのための準備的な会議を開いていく」と話した。

 

承詔必謹。誠に畏れ多いことである。

仏教二千五百年、チベット仏教千五百年の歴史が大転換する。

 

まずは、最初に、どうでもいい些事を。

 

チベット仏教では、すべての生き物は輪廻(りんね)転生するという考えに基づき、

 

私は琉球人だからネトウヨじゃないので(まあ、琉球にも幸福の科学系の例外女性はいるようだが)、別に、朝日新聞だからという理由で(笑)批判するつもりはないが、「すべての生き物」という表現はチベット仏教的に、如何なものか?

 

チベット仏教の教義では(そしてインド仏教も)、人間はもちろん、畜生=動物も、神すら、覚りを開かない限り、永遠に輪廻の対象だが、その中に草木=植物は含まれていないはずである。

なぜなら、チベット仏教(に限らず、日本の仏教以外)は、

成仏したいという意思を持つ畜生=動物は仏性(成仏の可能性)を持つが、

成仏したいという意思を持たない草木=植物に仏性は無いからだ。

仏性を持たない草木=植物は成仏の可能性もない。

ライバルのジャイナ教は、意志よりも実際の行為(結果)を重視するが、

仏教は、実際の行為(結果)よりも意志を重視した宗教なのである。

 

だから、「すべての生き物」と書いてしまうと、近代科学的には、植物も含まれてしまう。チベット仏教的には不正確な表現だと思う。

まあ、チベット仏教の話をしてるんだから、近代科学のカテゴリー分けじゃなく、「すべての生き物」とは「人間&動物」限定の意味だ、ということかもしれないが。

 

「一切衆生悉有仏性」までは、大乗仏教チベット仏教、日本仏教で共通だろう。

しかし「山川草木悉皆成仏」「草木国土悉皆成仏」となると、これは日本仏教オリジナルの発想だったはずである。

まあ、仏教は門外漢なんで、こっちの理解が間違っていたら、ご指摘ご教授いただきたい。

 

「草木国土悉皆成仏~AIBO葬儀」VS「自分のために刻んだ像を造ってはならない~イスラム国ISIS」 - 在日琉球人の王政復古日記

  

それはそれとして。

 

さて、チベット仏教の歴史において、今まで、ダライ・ラマ猊下は合計で何人いらっしゃったか?

14世だから、14人?・・・ではない。答えは「御1人」である。

歴代のダライ・ラマ猊下は、すべて、その直前で遷化された前任のダライ・ラマ猊下の生まれ変わりなのだ。

つまり、たった御1人が都合14回転生したのである。

 

14世ダライ・ラマ猊下御遷化の後、転生される後継者・未来の15世ダライ・ラマ猊下である「転生霊童」も、生まれ変わりなんだから、その正体は14世ダライ・ラマ猊下御自身なのである。

 

今までの14回は、すべて、御自身が遷化された後で、御自身が転生される「遷化転生」なわけで、ダライ・ラマが現世に同時に御2名いらっしゃる、というタイムパラドックスは発生しなかった。

 

しかし、今回は「生前転生」、14世と15世、ダライ・ラマが御2名同時に現世に出現する事態となる。

しかも、14世が、転生霊童の候補者を、真の15世か否か(=つまり14世の自分自身であるかどうか)を御判断・御認定される。

「御自分が、別の御自分にお会いになって、真の御自分であることを認定する」という、俗界の理屈ではなかなか説明が難しい事態となる。

 

まあ「イエス・キリストは、全きの神100%であり、かつ同時に、全きの人間100%である」という、普通のソロバンでは弾けない計算で、2000年ほど、なんとかやりくりしてきた同業者もいるくらいだから、こっちも何とかなるとは思うが。

 

いや逆に、俗界の理屈では通用しない、同一人物が同一人物を認定する、という奇跡があった方が、宗教としては優れて正しいのかもしれない。キリスト教の魅力も理屈に合わない部分だし。

理に落ちたら、宗教はオシマイである。

 

そして、ダライ・ラマ猊下は、単なる凡夫ではない。その御身は、観音菩薩の御化身にあらせられる。

つまりは、大慈大悲の観音菩薩が、チベットのあらゆる衆生を救うため、この穢土に14回も転生されて、ダルマを説き給ったのである。

 

観音菩薩は、その慈愛に満ちた性格から、女性的に表現されるようになり、一般的には女人・女形・女体で描かれることが多い。それが1番上、じゃなくて、2番目の画像だ。

それが高じて、女人のシークレットエリア(喜)を、「観音さま」と呼ぶ、バチ当たりな俗習も生まれた。 それが1番上の画像だ(汗)。

 

しかし、釈迦の仏教は、男性中心の、女性差別宗教だから、女人の仏も菩薩もいなかった。観音菩薩も、菩薩なんだから、ホントは男性だ。

 

名誉殺人~釈迦の仏教も、イエスのキリスト教も、孔子の儒教も、ヒンドゥー教やイスラムと同じ女性差別主義。 - 在日琉球人の王政復古日記

 

仏教徒なら誰でも当たり前の常識だが、女性は女性のまんまでは成仏しない。これが仏教の大原則である。 

 

女人成仏は、初期仏教では全く認められなかった。

しかし、大乗仏教になると、在家にアピールするマーケティング戦略的にも、そう固いことは言ってられなくなり(笑)、女性も成仏できることになる。

 

ただし、その方法は「変成男子」である。

男性は男性のまんま成仏できるが、

女性は、まずいったん男性に変成して、にょきにょきとオチンチンが生えてから、それから成仏する。

だから、大乗仏教でも、女性が女性のまんま成仏できないことには変わりない。

 

創価学会ご推薦の大乗仏教のベストセラー「妙法蓮華経提婆達多品第十二」、

まるでスマホゲームみたいなストーリーだが(笑)、

ドラゴン族のロリータ少女(8歳)が登場して、「アタイだって解脱したんだから!」と、仏弟子、菩薩、神々などそうそうたる顔ぶれを前にして、「変成男子」してみせるシーンがある。

アニメで表現したら、8歳どころか18禁確実。放送禁止である。

文殊菩薩がお許しでも、野田聖子総務大臣が許さない。

 

しかし、最高のお経・法華経女性差別なんかするわけがない!、とばかりに、日蓮大商人じゃねえや大聖人や、後継の法華宗系、日蓮宗系の皆さんは、

法華経には、変成男子なんか経由せずに、女人も女人のまんま成仏する、と書いてあるんだ! お前は読み方を間違ってる。」

と主張する。 

 

開目抄

竜女が成仏此れ一人にはあらず。一切の女人の成仏をあらわす。

 

しかし、これは「自衛隊は、軍隊ではなく、実力組織だ」に近い、

解釈改「憲」ならぬ、解釈改「経」の疑いが濃厚だ。

 

法華経に出てくる、釈迦十大弟子の一、舎利弗は、女性差別主義者である。

女身は垢穢にして是れ法器に非ず、云何ぞ能く無上菩提を得ん。

「女性は穢れた存在だ、仏性はない。菩提を得ることがあろうか?」と、ドラゴン・ロリータの成道を信じない。

そこで、生意気少女、「じゃあ見てなさい!」とばかりに、女性差別主義者たちの面前で、瞬時に、変成男子し、菩薩になる。 

 当時衆会。皆見龍女。忽然之間。変成男子。具菩薩行。即往南方。無垢世界。坐宝蓮華。成等正覚。三十二相。八十種好。普為十方。一切衆生。演説妙法。 

しかし、仏教世界ではまれにみるフェミニズム思想の法華経でも、

これが当時の限界か、「変成男子」と明記されているのだ。

 

まあ、これも法華経信仰だけの話ではなく、ライバルの阿弥陀信仰だって、同じような解釈改「経」をやらかしている。

浄土教のバイブル「無量寿経」では、法蔵菩薩(後に1軍昇格して阿弥陀如来)が、穢土の衆生を救うため、48個の誓いを立てる。

 

そのうち、メインが18番目である。

私の主宰する西方浄土に往生したいと願う、あらゆる世界の衆生を全員救済するまでは、私は如来に昇格する資格をガマンする。

唯除五逆誹謗正法」(ただし、父殺し、母殺し、坊主殺し、出家集団の破壊、仏を傷付ける、の5大犯罪の犯人と、仏教≒浄土信仰を馬鹿にしたヤツは問題外の対象外ね)

 

一遍の時宗法然の浄土宗、親鸞浄土真宗は、この第十八顔こそが信仰の生命線であり、すべてだ。

しかし浄土信仰は、最後の「唯除五逆誹謗正法」という例外事項を認めるのをどうしても嫌がる。

阿弥陀さまの広大無辺、悪人すら救う、無差別で例外なき慈悲の心に、「オマエだけは許さない!」という拒否の態度があると、信仰上困るのである。

 

真宗門徒は「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」と悪人正機を唱えるが、阿弥陀如来の第十八願は、どう読んでも、悪人全てではないにしろ、特定の犯罪を犯した悪人の往生を認めていない。

 

ただし、坊主殺し、出家集団の破壊を、五逆とするのはいいとしても、父母殺しを五逆にするのは、まるで儒教である(笑)。

阿弥陀信仰の頃には、本来の釈迦の仏教からの逸脱・堕落、バラモン教など先祖供養、家族制度肯定の異教からの思想的汚染が始まっていた証拠でもある。

父母殺しを五逆とするのは仏教的に間違っている。

そもそも、父を捨て、母を捨て、妻を捨て、子を捨て、家を捨て、出家した釈迦こそは、父母の生命ではないにしろ、「そばにいて欲しい」「家を継いで欲しい」という父母の願いを見殺しにした、五逆の罪人なのである。

阿弥陀如来の第十八願は、仏教の開祖にして、父母殺しの釈迦を「救済しない」と宣言してるのだ。

釈迦の出家が正しいのか?阿弥陀第十八願が正しいのか?どっちだ?

 

だから、浄土信仰は、唯除五逆誹謗正法」の一文を、あえて、無視する。

法華信仰が、「変成男子」に「解釈が違う」と言い出すのと、よく似ている。

 

それはそれとして(←をゐ!)、話をチベットに戻すと、

もしもダライ・ラマ猊下が十五世として女人に転生あらせられた場合、

これは、史上初めて、観音菩薩はホンモノの女性になるということだ。

 

法華経における、第9条第2項「変成男子」への「加憲」と解釈できなくもない。

まさに、仏教二千五百年、チベット仏教千五百年の大転換である。

 

まあ、リベラルなフランシスコ法王猊下と、守旧が本分のバチカン上級幹部が、同性愛の容認で対立するように、

欧米文化にドップリ染まって、リベラルになった猊下はその気でも、教団幹部はゴリゴリの保守派だろうから大反対するとは思うが、仏教2500年の女性差別の罪滅ぼしのためにも、何とか実現してほしいものである。

 

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