在日琉球人の王政復古日記

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史上最強最凶最狂~ガチンコ+見世物+痴情怨恨=狂気の旅芸人一座・松永兄弟 #全日本女子プロレス #njpw #ajpw #noah_ghc

長与千種さんが事件を語る「仕事柄絶対に手を出せない」「怒りはMAX」 札幌ススキノで暴行被害(HBCニュース) - Yahoo!ニュース

2018/11/19(月)
19日未明、札幌・ススキノの駐車場で、口論する男女の仲裁に入り男に暴行を受けたプロレスラー・長与千種さん。
事件の一部始終を語りました。
「『助けてください』『やめてよ』という叫び声がすごかったので、とにかく上に上がっていった」(長与千種さん)
19日午前3時半過ぎ、札幌・ススキノの立体駐車場で、近くを通りかかったプロレスラーの長与千種さんが、男に押し倒され悲鳴をあげた女性に気づき駆け付けました。
もめていた男女は夫婦で、北海道滝川市の飲食店経営・長谷川匡容疑者が、仲裁に入った長与さんの髪の毛を両手で引っ張った暴行の疑いで現行犯逮捕されました。
「女性を引きずり回していたので、その時点でアウト。自分は仕事柄、絶対に手を出せないので。本当はもう怒りはMAXまできている」(長与千種さん)
長与さんは左手の小指にけがをしているということで、警察は傷害事件も視野に捜査を進めています。

 

「死せる孔明、生ける仲達を走らす」ならぬ

「逮捕の森嶋、仲裁の長与にガマンさせる」といったところか。

 

#森嶋猛 の顔と髪型と腕と腹~猪木を目指す新日レスラーVS馬場にはなれない全日レスラー #noah_ghc #ajpw #njpw - 在日琉球人の王政復古日記

 

つい先日、金欠でタクシードライバーを殴った騒動があったばかりで、

またレスラーが素人に手を出したら、フレームアップされちゃうからね。

 

※またまた、プロレスに興味がない人には無意味な内容ですいません。

 

よく、プロレスは八百長だ、と言われる。

それでも、正真正銘、真剣勝負(ガチンコ)のプロレスは存在した。

 

あ、UWFじゃないよ(笑)。

Uは、なんというか、まあ、アレだ(笑)。アレはアレで面白かったけど。

 

勝敗の決まっていないガチンコのプロレス。過去にはあった。今はもうない。

 

プロレスを八百長だと言う人は、プロレスを批判してるつもりなんだろうが、

私からすれば、八百長「だからこそ」プロレスが好きだったのだ(笑)。

八百長じゃない総合格闘技なんて、心底どうでもいい。何の興味もない。

 

ガチンコだの真剣勝負だの #貴乃花 でもイヌでもニワトリでも虫ケラでもできる。プロレスは人間だけ。 #njpw - 在日琉球人の王政復古日記

 

というか、そんなに真剣勝負に興味があるのならば、

何もわざわざ、経歴の怪しい(笑)主催者が金儲けでやってる、ややこしいルールの総合格闘技なんか見に行かなくても、真剣勝負なんか昔から山ほどやってる。

柔道でも、アマレスでも、ボクシングでも、ジャッジが厳格で、ルールの完備した、しかもホンモノのアスリートがやってるスポーツがたくさんあるんだから、そっちを見に行けばいいのだ。

まあ、大相撲は、ガチンコと注射が混じってるので、純粋ではないが(笑)、学生相撲はクリーンだろう。

 

さて、プロレスもイロイロあるが、

日本で、いや世界で、一番もの凄いプロレスをやってたのはどこの団体か?

 

マクマホンのWWEじゃない。

猪木の新日でもない。

馬場の全日でもない。

佐山と前田のUWFでもない。

FMW、WING、大日本プロレス系統のデスマッチでもない。 

 

おそらく、一番もの凄いプロレスをやってたのは、松永兄弟の「全日本女子プロレスだったんだと思う。

 

猪木より狂気、佐山よりガチンコ、蛍光灯より危険、それが全女だ。

 

私は、すでにリタイアした、【元】プロレスファンだが、猪木の新日など、男子のプロレスはある程度語れても、「全女」は無理(汗)。

もちろん全女の興行は何度も見ているが、私のような一見さんの堅気、三下の素人が語れる世界ではない。

もちろん、馬場や猪木のプロレスも「業が深い」世界だったが、全女の抱えていた「暗黒」は比較にならない。

 

これからも、プロレスは続いていくのだろうが、全女みたいな狂気のプロレスは二度を現れないのだろう。

たまたま生きてる時代が重なり、ナマで見ることができて、プロレスファンとして幸運だったと思う。

 

全女では、新日でも全日でも絶対にありえないが、前座の新人の試合は、勝敗を「決めてなかった」らしい。

10代の少女たちに、プロレスというより、アマレスというか柔道に近い試合をやらせていたそうな。

ホントに勝敗を決めていなかった証拠に、マッチメイカーでブッカーの松永兄弟たち自身が「どっちが勝つか?」リングサイドで賭けていたという伝説まである(笑)。

マトモな神経ではない。頭がオカシイ(笑)。

 

ガチンコといえば「ルールに忠実」「スポーツライク」だと思うかもしれないが、全くそうではない。

誤解が多いが、ガチンコはスポーツではないのだ。

全女ほど、スポーツ精神からかけ離れた、スポーツ要素ゼロ、ルール無用の世界もない。

 

全女でも新人の試合以外はプロレスだった。

メインの試合では、人気商売として、興行会社として、勝たなきゃいけない選手が勝つのである。そこは正しく八百長(笑)なのだ。

リングでは人気選手が歌まで歌ってた。基本はあくまでもショービジネス「見世物」なのだ。ガチンコ要素ゼロだ。

売店では松永兄弟やレスラーが焼きそばを焼いていた。まさにテキヤである。

 

体育会系の世界はどこでもそうだが、上下関係と、イジメが付き物だ。

日本のプロレスは、シゴキやイジメが当たり前の相撲の世界からやって来た力道山創始者だったこともあり、その系譜を継ぐ、全日も新日も、他の全てのプロレス団体も、上下関係は厳しいし、イジメも普通だ。

 

ただし、これは、師匠と弟子、先輩と後輩など、相撲部屋のやり方を継承する日本独特の伝統であり、レスラーが独立独歩の個人事業主である本場アメリカは、ドレッシングルームのヒエラルキーはあるけれど、日本ほどひどくはない。

 

全女の場合、日本の伝統に、女性同士という特殊な要素も加わり、

出世争い、派閥争い、先輩・後輩、ガチンコの強さ・弱さ、プロレスの上手い・下手、美人・不美人、人気の有る・無い、性格が合う・合わない、義理・不義理、怪我した・怪我させた、生理などその日の気分(笑)、タチとネコ(←まであったかどうかは知らないが、おそらくあっただろう)、

さまざまな痴情怨恨が加わって、普通の神経では1日も持たない修羅場だった。

 

例えば、たまたま参戦していたメキシコのルチャドーラが、全女道場における若手への制裁リンチのあまりのヒドイさに「殺す気なの?」と見ているだけで泣き出したと言われるくらい(笑)、全女といえば、シゴキとイジメが有名だった。

 

そして、原則「プロレス」であるはずの、普通の試合にも、ときどき普段の痴情怨恨が爆発して、ガチンコ要素が加わり、あり得ない試合展開、試合結果がちょくちょくあった。そういう試合には怪我や事故が付き物である。

 

プロレスファンもマニアの域に達すると、チケットを買って会場には入るが、試合はほとんどで見ていない。もうゲップが出るほど(笑)プロレスを見てるので、見なくても、試合展開からフィニッシュまで、だいたい想像がつく。

じゃあ会場でいったい何をしてるかといえば、喫煙場所で知り合いと雑談か、特に女子プロマニアの場合は客席で贔屓レスラーの試合前に投げる色とりどりの紙テープの作成(巻き直し)である。

試合に投げる紙テープというのはそのままでは遠くまで飛ばない。固く巻き直さないとキレイに飛ばないのだ。それで、わざわざ問屋街で大量に購入した紙テープをせっせと巻き直すのである。

こういうのは、通常のプロレスファン、特に紙テープ禁止の新日ファンは知らない世界だろう。

 

そういう、普通の試合に興味のない(笑)全女マニアも、たまに勃発するアクシデントには鋭く反応して見逃さず、そこからいろんな全女内部の人間関係・内部事情を読み解くのである。

プロレスファンは、団体側が見せたい、試合を見に行く。

マニアは、100回に1回あるかないかの、団体が見せたくない、トラブル、アクシデントを待ち続ける変態なのだ。

とてもじゃないが、私みたいな素人ファンには付いて行けない(笑)。

  

とにかく、ガチンコ+見世物+痴情怨恨の三位一体。それが全日本女子プロレスだった。

松永兄弟という旧時代の遺物、狂気の一族こそが「全女そのもの」だった。

 

戦前、明治大正、いや江戸時代、中世には、こういう人たちがいた。

日々の木戸銭で食っていく、旅芸人、見世物小屋のドサ回り巡業一座だ。

出し物が当たれば、金庫代わりの段ボール箱に千円札・万円札をギューギュー押し込み、パンパンになって入りきれないので上から足で踏んで圧縮する(笑)、みたいな大儲けができるが、

閑古鳥が鳴けば、飲まず食わずの兵糧攻め野垂れ死にも覚悟。

堅気ではない、裏街道を歩くアウトロー稼業である。

 

全女は、カネの出入りがおかしいドンブリ勘定の放漫経営、思い付きと無計画に近い無茶苦茶な事業展開、そしてバブル崩壊の直撃で、一気に潰れた。

おそらく松永兄弟みたいな、出たとこ勝負のライフスタイルは、戦後も昭和まで何とかなっても、平成では、21世紀では、生き残りが不可能だったのだ。

時代が、松永兄弟を退場させたのだろう。

 

長与千種というレスラーは、そういう人外魔境の修羅世界で生き残り、女子プロレス自体の方向性を変えた、一種の革命児であり、プロレスの天才だ。

勝つとか負けるとか、そういう些末な勝負ではない、相手レスラーも、観客も、手の平で転がすように自由自在にコントロールする稀代のエンターテイナー。

長与千種に憧れた女の子たちから次世代のレスラーが生まれ、その後継者たちが、なんとか長与という怪物を乗り越えようと、

それまで新日や全日からはママゴト扱いされていたファイトスタイルを、新日や全日ですら恐くてとてもやってられないくらい高度化・過激化させ、狂気に満ちた試合を年間250興行!もやり続ける、女子プロレス黄金時代=狂い咲き時代を築く。

しかし、その無茶が、レスラーの高齢化など、女子プロレスの寿命自体を縮めた弊害も生んだ。

 

現在の女子プロレスは、狂気の松永兄弟亡き後、革命家長与千種がまいたタネの副作用に苦しみつつ、悪戦苦闘しているのだろう。

それでも滅びないのが、女子プロレス、いやプロレスという、たかが真剣勝負に過ぎないガチンコなんてはるかに超えた、業の深い地獄の見世物の往生際の悪さである。

 

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