在日琉球人の王政復古日記

NATION OF LEQUIO

「最高の知性を持った食肉昆虫」レーニンを産んだ「ロシア」という異界。

ロシアが生んだウラジミール・イリイチ・レーニンとは、こういうことを平気で言える人間(?)だった。

 

 「同志クルスキー! われわれの会談を補うものとして、刑法典の補足条項の草案をお手もとへおくる…
…原案には多々欠陥があるにもかかわらず、基本的な考え方ははっきりわかっていただけるとおもう。すなわち、テロの本質と正当性、その必要性、その限界を理由づける、原則的な、政治的に正しい(狭い法律上の見地からみて正しいだけでなく)命題を公然とかかげるということがそれである。

 法廷はテロを排除してはならない。そういうことを約束するのは自己欺瞞(ぎまん)ないしは欺瞞であろう。
これを原則的に、はっきりと、偽りなしに、粉飾なしに基礎づけ、法律化しなければならない。できるだけ広く定式化しなければならない。なぜならば革命的な正義の観念と革命的良心だけがそれを実際により広くあるいはより狭く適用する諸条件を与えるだろうからである。

        共産主義者のあいさつをおくる    レーニン」 

 

これが、プロレタリア独裁民主集中制共産主義、である。 

 

対日宣戦布告時、ソ連が公電遮断 英極秘文書 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

 ■1時間後に満州樺太侵攻…日本政府は4時間後に報道で把握

 昭和20年8月9日にソ連が日ソ中立条約を破って参戦した時点で、ソ連の宣戦布告が日本政府に届いていなかったことが8日、英国立公文書館所蔵の秘密文書で明らかになった。宣戦布告を通告された佐藤尚武(なおたけ)駐ソ連大使が日本の外務省宛てに打った公電がソ連当局によって電報局で封鎖されていたためだ。ソ連は宣戦布告から約1時間後に満州中国東北部)や樺太などで一斉に武力侵攻を開始。その約4時間後にタス通信の報道などで参戦を知った日本は不意打ちされた格好となった。(編集委員 岡部伸)

                ◇

日米開戦における真珠湾攻撃で対米宣戦布告が約1時間遅れたことで、日本はだまし討ちをする卑怯(ひきょう)な国と東京裁判などで汚名を着せられたが、終戦直前の意図的な闇討ちで、北方領土を奪ったスターリン首相の背信行為が改めて明らかになった。 

 

日本の宣戦布告遅れはミスだった。しかしロシアの宣戦布告遅れは意図的だ。

 

で?・・・(笑)

 

ナニをいまさら。

だって、あのスターリンおじさんですよ。鬼畜外道・極悪非道に決まってますがな。

自国民をいったいナン百万人殺した実績があると思っているのか?

日本の悪党とはレベルが違う(笑)。悪の基礎体力が段違い。

これくらいの小細工は当たり前。

 

日本は卑怯ではなかったが、ロシアは卑怯だ。その通りでしょうな。

 

で?・・・それがナニか?・・・(笑)

 

言い方を変えれば、

日本は戦争国家としては大事な時に信じられないポカをするマヌケで、

ロシアは戦争国家としてどんな手段でも使うプロフェッショナルだった、

つーだけの話じゃないですか?

 

普段は「戦争のない地球に」「9条の精神を世界へ」みたいなお花畑のネゴトを笑ってるリアリストの皆さんが、戦争を語る価値基準に「卑怯」なんていうセンチメンタルな単語を持ち出すのはいかがなモノか?

戦争とは、歴史とは、国際政治とは、そういう残酷なモノだ、と百も承知、二百もガッテンじゃなかったのか?

 

ロシアは日本ではない。根本的に違う。

 

ロシアの恐ろしさは、上記の戦争のような悪意ムキ出しでおかしくない状況で露になるのではない。

平時の、なにげない善意を表したときにこそ、ロシアの真の恐ろしさが判るのだ。

 

東日本大震災の時。

ロシア人だって、日本の甚大な被害に驚き、日本にイロイロと善意を示した。

 

すでにリンク切れだが、当時は、こういう意見もあった。

ロシアの大衆紙モスコフスキー・コムソモーレッツは、東日本大震災に見舞われた日本への同情の印として、ロシアは北方領土を日本に返還すべきだとする異例のコラムを掲載した。

18日付で筆者は女性記者ユリヤ・カリニナさん。これまで領土返還に反対だったが、「地震津波ですべてが変わった。日本に降りかかった不幸を和らげるため、クリル(北方領土)を今すぐ無条件で引き渡すべきだ」と主張。ロシアは広大な国土面積の0.035%にすぎない四島に固執する必要はないとの考えを示した。

ロシアは最近、強硬な対日外交が目立っていたが、被災した日本に対してロシアとして初の救助隊約150人を派遣。悪化していたロシアの対日世論にも改善の動きが出ている。

http://mainichi.jp/select/world/news/20110322k0000m030020000c.html

 

この記事を読んで、あなたはこのロシア人をどう思うか?

一見、日本に友好的な善意に読める。

しかし、よくよく考えると、とんでもなく恐ろしい話なのだ。

 

日本に対して恐ろしいのではない。ロシア自国民に対して恐ろしいのだ。

 

よく、日露戦争や、今回のような大東亜戦争末期の記憶で、「ロシア人は強欲だ」「ロシア人は奪ったモノを返さない」という日本人がいるが、ロシアの歴史をぜんぜん判っていない。

 

ロシアほど、状況によっては、領土や領民を、平気で、簡単に、大量に、放棄する国もない。

 

第一次世界大戦末期。

共産主義革命を成功させるため、という単純かつ国内事情だけの理由で、レーニンのボリシェヴィキ政権はドイツ帝国と「ブレスト=リトフスク条約」を締結した。

この条約でロシアは、ポーランドウクライナ、バルト3国、フィンランドにおける旧ロシア帝国の権益をほぼ全部放棄している。第一次世界大戦に負けたわけでもないのに、ほぼ無条件降伏に近い、ムチャクチャな譲歩である。

 

冷戦終結、ベルリンの壁崩壊の後。

ゴルバチョフ政権やエリツィン政権は、ウクライナ、バルト3国、中央アジア諸国などなど、旧ソ連邦の構成共和国を独立させて、大量の領土を放棄している。

 

これでもロシアは常に強欲だろうか?

 

あ、誤解の無いようにいえば「ロシアは善良」などと言いたいのではない。
逆だ、正反対である。

 

ロシアの恐ろしさは「強欲」にあるのではない。そんな単純な悪なら話は簡単なのだ。ロシアの真の恐ろしさは「人間を人間と思っていない」ところにある。

 

それも「外国人や異民族を人間と思っていない」だけではない。 

それならどこにでもある話だ。ドイツのナチスやアメリカ南部のKKKと同じ。

ナチスは、ユダヤ人を人間として扱わなかったけど、ゲルマン民族は人間として扱った。

KKKも、黒人は間として扱わなかったけど、白人プロテスタントは人間として扱った。

 

そうではなく、ロシアの真の恐ろしさは「自国民も、同胞民族も、人間と思っていない」ところにあるのだ(笑)。

 

よくよく考えてみよう。

北方領土はロシアにとって大した面積はないから、日本に渡そう」・・・この主張には、今この瞬間、北方領土に住んでいるロシア人住民の存在や生存権は、スッポリ、抜けているのである(笑)。

 

ブレスト=リトフスク条約や冷戦終結で、ロシアは大量の領土を放棄したわけだが、そこには当然、大量のロシア人が地道に生活していたのである。
第一次世界大戦だろうが、冷戦だろうが、ロシアの和平とは「そこに住んでいる同胞ロシア人を平気で棄民する」という選択を意味するのだ。

 

東日本大震災の時、こういう提案もあった。

 

ロシア大統領、地震被災者を受け入れる用意があると表明 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

 ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は18日、東北地方太平洋沖地震津波の被災者について、シベリアやロシア極東地方で受け入れ、再就職をあっせんする用意があると表明した。

 安全保障問題の会合に出席したメドベージェフ大統領は、日本の被災地への支援だけでなく、ロシアに移住しても良いという日本人に再就職のあっせんを行う用意があると述べ、「必要であれば、シベリアや極東の人口過疎地で隣国(の日本)の潜在的労働力を活用することを検討してもよいかもしれない」と語った。

 これに先だちロシアの有力議員が政府に対し、日本人の永住受け入れについて積極的に日本政府と対話を始めるよう求めていた。

 ロシア自由民主党のウラジーミル・ジリノフスキー(Vladimir Zhirinovsky)党首は13日、日本人が全員でロシアに移住したいと考えているかもしれないと述べ、「(ロシアには)広大な土地があり、そこでは特に日本人の腕と頭脳が活用されうる」と語っていた。

 国営ロシア通信(RIA Novosti)によると、同国の労働当局幹部は、日本人を受け入れるために移民割当人数を増やすことも可能だとして、「余剰割当分があるので、これを活用する可能性がある。あるいは現在の割当人数を増やすことも考えられる」と語った。

 震災発生後、メドベージェフ大統領は日本への支援を迅速に表明し、また、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相は、日本へのエネルギー供給を増強するようロシア政府に要求している。

 

これをはじめて読んだ時、「嗚呼、さすがは、あの『知性はヨーロッパ最高で、倫理は食肉昆虫なみ』という奇跡のコラボレーション、ウラジミール・イリイチ・レーニンおじさんを産んだ国なんだな、これがロシアなんだな・・・」と小便を漏らしそうになった(笑)。

 

日本人なら、ロシアが好きな人も、嫌いな人も、右翼も、左翼も、「日本の被災者はシベリアへ移民してもいいよ」と言われて、シベリアに行く被災者なんて、おそらく1人もいないことが判るだろう。それがロシア人にはぜんぜん判らない(笑)。

ヤポンの豪雪地帯に住んでいる人間なら、シベリアの寒さも平気だろう」 

「仕事が欲しい人間は、故郷を捨てて、国境を越え、環境を越え、移住するだろう」

という、頑丈というか、タフというか、強靭というか、鈍感というか、発想の「足腰の強さ」が根本的に違う考え方ができる人たちなのだ。

日本人の精神が柔らかい紙細工でできているとすれば、
ロシア人の精神は花崗岩か粗鋼でできている。

 

悪意ならば、まだ対処もある。しかし、これは【善意】なのだ(笑)。

 

ロシア自由民主党ジリノフスキーといえば極右のロシア民族至上主義者である。次世代の党や田母神さんを100倍くらい強烈にしたような人である。

しかし、そういうウルトラ・ナショナリストでも、日本人という全くの異民族が数万人単位で受け入れることに全然平気なのである。 

1億2千万人中の、たった60万人でしかない在日朝鮮人の存在でピーピーピーピー、ヒステリーを引き起こす日本の右翼とは、なんといか「装甲の厚み」が違う。まさに九七式中戦車とT-34くらい性能が異なる。


自国民を無視して北方領土を返そうといったロシア新聞も、

日本人をシベリアで引き取ると言い出すメドベージェフもジリノフスキーも、

人間を「足があるんだから故郷から簡単に移動可能だろう。ジャガイモがあれば生存可能だろう。手と頭があれば働けるだろう。男と女がいれば人口は維持するだろう」という存在だと思っている。外国人だけではない。自国民すらである。

 

ロマノフ朝からソ連まで、「シベリア流刑」だの「少数民族数十万人丸ごと数千キロ強制移住」だの、そういう事を平気でやってきた風土なのだ。

 

こんな国とケンカするのは止めた方がいい(笑)。日本人に勝てるわけがない。

 

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